このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(268文字)
ガードマンといえどお給料をもらっているサラリーマン。やれることには限度があります。勘違いしてる人もいるみたいですけどね。こちらのエッセイはリアルを教えてくれる、しかも軽快な文章でおもしろいです。仕事に楽なものなし。施設を守る警備員に感謝です。
ガードマンという仕事を通して、仕事というものの本質が、余すことなく、完結に描かれています。これは単なるガードマンという仕事の話に留まらず、等身大の人間が営んでいる、等身大の仕事という営みの本質に迫るものです。大向こうを張った血沸き肉躍るような仕事もないわけじゃないが、仕事というものの本質は、まさに、ここで描かれている通りのこと。それが、場所を変え、形を変え、時代を変え、昔から今に、そして、これからも続けられていくのですね。
どこでも、ここでも、警備員の姿を見ます。でも、その実際は。へもんさん、バイトで警備員されていたようです。その経験からの小話がほんと興味深い。なんだかね、へモンさんが異世界で大賞を取られて作品。「酔っぱらい盗賊、奴隷の少女を買う」の酔っ払い主人公。へもんさんがモデルかもなんて思ってします佳品です。お読みください。とっても面白いです。