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その学校のいじめは悲惨で壮絶としか言いようが無かった。悪の中の悪、その学校はそんな風習が根付いた五体満足のまま卒業出来るのは奇跡としか言いようが無い、

被害者の少年は何時も酷いいじめに遭い親に言っても教師に言っても聞き入れて貰えず。幾ら叫んでも加害者達は「あ〜聞こえんな〜」とすっとぼけられ、帰りの電車賃をも取り上げられて徒歩だと半日を歩く羽目に成りスマホも取り上げられて捨てられて違約金を払う事に成った。多くの生徒が恐怖で支配された中。

一番の被害を受けた少年が何処かに連れて行かれた。

「お前、俺達の事チクッたな!」

少年は知らないと弁論したが、

「嘘を付くな!」

「もういい。こいつには最高レベルのお仕置きが必要だな」

両手を引っ張られ背中から抑えられて逃げようが無い状態にされた、

近くに置かれてた金属バットがリズミカルに地面を当てて音を出すと、腕を叩いた、次に脚。

肘。膝以外の所が曲がり強烈な断末魔を上げた瞬間。左右同時に重さ10kgは超えてるダンベルで殴られて顎の骨が完全に砕けた、そのダンベルで胸を殴られて、強烈な痛みを感じて最後に其処をドロップキックを受けて意識は消えた、

その少年の遺体とも言える身体は川に投げ捨てられた。

以前、橋から増水した川に転落して岩にしがみついた男女を奴等は橋の上から水鉄砲の放水、小石をぶつけて来た、

男女は岩から手を離れてしまい最後は二人共に死者と成った。

死体同然の少年は下流で釣りをしていた釣り人に発見されて事無きを得たが。

全治9ヶ月の瀕死の重症を負った、

病院側によればこの後重いハンデを背負う可能性を示唆した、

警察の捜査のメスがその高校全体に及んだのは言うまでも無かった、生徒1人1人が取り調べられて各々の正義をアピールするのが精一杯だった…

その高校は廃校と成ったのは間違い無かった、

いじめの主犯格の少年達は少年院に収容されて男子達は外部からの情報が完全に隔離された全寮制の男子校に転入されて女子達も散り散りに成った、問題の高校以外の高校は偏差値が軒並み高くそれが悲劇の原因を招いた事が判明した為下げざるを得なかった。

その矢先の事だった、病室で入院中の少年の元に手にバールを持った男子が入って来た、

「…お前のせいで…死ねぇ!」

バールで何度も叩かれて今度こそ死ぬかと思ったが看護師達が気付いて止めに入った。

中には取り押さえるだけで無く通報の指示が出たりした、

警察官が入って来てその男子は逮捕された、

その後扉にロックがかかった、鍵は病院関係者しか開かない。

今も朦朧とした意識の中で、

妖精を見たそうとしか言いようが無かった。

かすと、

[怖がらくても私は貴方を救いに来ました]

答え様が無かった、

[わたしはネクスティターニアンと申します]

少年の視線は蝶の羽根を羽ばたかせた何かを見つめてた。

[貴方は目をお追いたくなる程の酷い学校で生かされ続けましたね、でもご安心を貴方を良き学校の生徒に転生しましょう]

そう成るなら其れも良いと想った。

少年の姿が消えた、

数年前、

少年が産まれたその翌年の産婦人科医、

1人の赤ん坊が産まれた。へその緒が付いて無いが…

数年後、中学3年生の時の事有る高校が廃校と成った。他の高校は偏差値が高く無理が有ったら、同じ町に有る女子校を共学校化した。転生した少年はその学校に4月から通う事と成った、

1ヶ月以上後の事、

「○○」←ここに読者の想像でお願いします。

「○○君力あるね〜」

「凄すぎ〜」

「強〜い」

元々は女子校な為男子の数が少ないのは当然だが、女子3人に腕相撲をやらされて勝ったのだが…

「○○君は相変わらず鉄面皮だよね〜」

「そうそう、他の男子何か猿みたいに鼻の下伸ばしちゃてさ」

「其処が格好良いよね〜」

1つの机を囲む様に女子Aと少年、机の横に女子B、少年の後ろから抱かれる様に女子Cが言い合ってるが。

少年の本音は…

『違うそうじゃない!』

と言うのはここの女子生徒の体型に理由が有った。

制服の上着の上からでも分かる位胸が大きいのだ、しかも1番小さいと言った女子生徒はEカップは有る。1番大きいのはOカップは有る、

女子生徒の制服のスカートは有りそうで無かったロングテールスカート、その為初見では解らなかったが尻も大きいと判明した、(因みに夏と冬ではロングテールスカートの長さが違う)逆に腰は手に当てないと分からない程あり得ない程括れてるのだ、その上童顔。更には男子に対しては無警戒で積極的にスキンシップしてくるからだ。

彼が鉄面皮なのは。理性と煩悩の板挟みの果てに依るもの、

元女子校で一晩ウエストが細いのは老舗洋服店の店長の子でしかも双子。どれ位細いのかと言うと、自身の首に匹敵してる上にその腰の形はカクテルグラスと言える位の細さだからだ、

ここの教職員の中にはOGの方が紛れててその人もスタイルも良い。

数分後、廊下

「…」

溜め息が出そうに成った、

同学年先輩方からも『鉄面皮の後輩』を誤解したまま好かれたからだ。

足取りが逸にも況して重い、

「○○君〜」

後ろから少年を呼び掛ける声が聞こえた。

聞こえ無いのか無視したのか解らないがそのまま進むと、

「だ〜れだ?」

後ろから目隠しされた、しかもこの女子校の女子生徒の中で一番大きな…Oカップの胸にだ。

「△△」←ここも読者の想像でお願いします。

「△△ちゃん?」

「へへっ、あったり〜。今日は一緒に帰ろうよ〜」

「う…うん。そうだね」

腕に爆乳が押し付けられて当たるしかも良い匂いがしてる、

△△は少年が幼稚園児の時の幼馴染みだが、卒園後からは会って無い。

其れが高校で再開したのだ。

しかも抜群の体型に成って、

Oカップの胸に50センチ以下括れを持ち、

帰り道二人で家魔で歩いていると少年が転生前の元高校の女子生徒とすれ違った、

抜群のスタイルの元女子校の女子と違い廃校にされた高校の女子生徒の体型は絶壁寸胴とその人に取っては絶望しか無かった。

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