第4話

「助かったー」老婆の顔に可愛い声が不釣り合いなローブを着た女が話す

「おいおいおい何だってんだよ!!急にあの竜巻は!!」ボロボロの騎士の格好した青髪が不機嫌に言う。

「あれは神が我々に試練を下さったのでしょう!!あんな魔力を溜め込んだ魔物は魔の権化、、あの魔力袋が破裂して魔力爆破が発生してもしょうがないのです。」青のローブを着た修道士が泣きながら話している。

「こんな事なら・・・」とフードを深めに被った盗賊が文句言う

「おいテメェ、索敵以外何もしてねえじゃねえか!!」アレンが声を荒げる

「よしなさい、命があっただけいいでしょ」魔女クレアが宥める

「ちっ」「テメェ!!」アレンが腰の剣に手を置く

「やめるのです。アレン様も神の前で失礼ですよ。」

四人の冒険者は大きな教会の前で止まる

「ああ神よ!今日も我々をお救いくださりありがどうございまぁずぅ!!」

「何で泣くんだよ」

リンゴーンリーンゴーン

教会の扉が開きなかに四人が入っていく。

アレン様が帰ってきたぞ!ああアレン様がお怪我を

ロム様がいて?ああ神よ神よ救たまえ魔を魔を全滅させたもう

「あーあ、うざいうざい」

悪態ついてアレンは長い教会の廊下を歩いていく

「ああ主よ!我らが神の使いグレイスの息子を救いくださり感謝します。皆のもの神の加護に感謝を!!」

うおおおォォォ神よォォおぉグレイス様万歳グレイスっ様万歳

「胸糞悪いやってる事は詐欺に人殺しの犯罪集団が」盗賊が言う

「ふふ貴方はまだまともな様ね、まあこの国、ナイトタウンの4騎士に加護を与えた神だからしょうがないけど・・」

「国のお偉さんがこれじゃあ息子もしょうがないか」

「そうねっでも貴方も気をつけなさい、ここはそのグレイス家よ」

「わかってる、ありがとうクレア」

「あらお礼が言えるのねシロ」

ふふっと笑う老婆を横目にシロはふたたびグレイス教会を睨む

「そしてロムと残りよく帰ってきた。神の加護に感謝をだがなぜグレイス家に傷を?貴様らが生きているのになぜアレン様は怪我を?」

「ジジイ俺の事はいい」

「アレン様グレイス家の長男としてダメです!ここは私にお任せを」

そう言うと壇上で演説していた司教が満面の笑みでこっちを見る

「貴方達にアレン様を傷つける資格があったのですか?グレイス家を神の使いに手を出した報い罰を受けるべきでは?」

満面の笑み答えるジジイ司教を見て寒気がする

グレイス家に傷をつけた奴らだ 神に非礼を天罰を天罰を神の冒涜だ天罰を天罰を天罰・天罰・天罰「ロム、今までの忠義見事でした。神も喜んでいることでしょう・・・だが、今回は許せません、ああ潔く死んでください、、ああかわいそうに「何でよう、報酬は?」「クレア、逃げる準備を!」「まだダメよ報酬・・金を金」

「クレア・・じゃあね〈白魔法 白塗り〉」白い光がシロを包む 周りの色に同化していく

「神よお許しください、ああ神よ私は幸せですグレイス万歳!!」

「神聖〈灰魔法 廃棄〉」司教と二人を灰色の光が包む

「ゴホッゴホほ・う・・シュ・・・ウ」

「あ・がはかっ神・神・・よグレ・・歳」

みなさん残りの盗賊を探すのです!!そして天罰を与えるのです 神の御加護があらんことを

ハイっっ司教!!司・教 司・教グレイス家万歳・万歳・万歳



はっはっっはは「ここまでくれば安心だろ、4騎士の息子だから手がかり掴めると思ったのに」息を落ち着かせて魔法を解く

「キッツー・・やっぱり潜入向いてないかな」

フードを脱いで汗を拭う

時計台の隅で白い髪の女が涙を流しながら呟く

「お兄どこいるんだよ」

闇と光が入り混じる国ナイトタウン

広い土地にくるものを拒むように国の周りを湖が囲っており、

難攻不落な国として近隣諸国を武力で圧倒している国である

攻めにくいのは勿論の事、最近ではそれ以上の脅威4騎士が力を見せ恐れられている。

その内の騎士の1人

レッド・グレイスは炎の加護を受け火を操る騎士となる

その剣技を見たものは華麗に動く様を見て、飛んでいる鳥のようだと、赤い鳥として恐れられていた。

「パネルオープン」

シロの眼前にパネルが現れる

妖族:シロ

 職業:1(盗賊)

 称号:妖精 ゴブリンキラー 欺くもの 白の加護を受けし者

「はーぁ・・兄さま何処にいるのですか・・・また剣の稽古教えて下さい。」

時計塔のてっぺんでたたずむ白髪の美少女は街角の影の中に、黒色に染まっていった。

騎士の街ナイトタウン 白と黒の国

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デブの異世界転生 〜振られたけど異世界転生したから、なんでもいいや〜 @Jingiskan33

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