白い朝

疾風 颯

白い朝

 寒い。

 冬の朝というのはどうしてこんなにも寒いのか。まあ、パジャマだからというのもあるけど、布団から出るのが嫌になる。

 ご飯を食べて、制服に着替え、荷物を確認する。

 このご時世、マスクをするのも忘れてはいけない。

 靴を履き、ドアノブに手をかける。

「行ってきます」

 扉を開けたとき、目に映ったのは視界一面の白だった。











 ……マスクのせいで眼鏡が曇っていたのだ。

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