ちょっとした魔法をかけられた気分

冒頭から数行読み進めたとき、これ、「赤いきつね」「緑のたぬき」のコンテスト作品だよな?と思わずカテゴリーを確かめてしまった。が、そこから数行ののち、カテゴリー間違いではないことに気づくとともに、気の利いたひっかけクイズに騙されたときのような、爽快感に包まれた。眠る前に何か一作、と思い開いた本作。今夜は寝つきが良さそうだ。