幕間 一

「てか聞くが、お前ら年明けはいつも何して過ごしているんだ?」


 みんなで焚き火を囲んでいる中、ハマトラは少女たちに何げなく聞いた。


「年明け!?」

「年明けですかです!?」

「年明けぴよよん!?」


 少女は各々今まで過ごしてきたことを吐露した。


 ケース「一」ルカ・ブイース。


「俺はべつに年明けだからといってなにをするでもねーな! それよりも日々の行動の方が大事だと思っている!」

 自信満々で答えるが、“ゆるゆる”のタンクトップから時折“巨乳”のがチラチラと見えていたルカ・ブイースであった。


 ケース「二」ローエイ。


「んーなんだぴよ!? 年明けだからといって、何かをすることは、ないかなぴよ! しいて言うならを食べるぐらいぴよよん!」

 ローエイは上半身に、何もまとっていない状態でおどけながら答える。幸いにも、焚き火の光量が弱く薄暗かったのと、もともと胸が無いため、悲しきかな。誰一人として気付かなかった。


 ケース「三」ドレッ。


「私は、年明けにすることがあります! それは全裸で水を浴び、昨年に遭ったイヤなことを大声で叫ぶことです! これは家族の恒例行事なのですです!」

 ドレッは満面の笑みで答えた。


 ルカとローエイは、普段の行動から普通ではないと思っていたが、一番に見えるドレッが一番い奴だと気付いたハマトラであった。 


 ◇◇◇◇◇


「今年もよろしくお願いいたします」

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有名ギルドをリストラされたので新米冒険者のサポートに回り最強を目指そうと心に決めた聞き馴染みのないレアスキル“重力操作”の男! モグラ戦車長 @hi0311

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