男性目線&女性目線のバランスが巧み

作家さんが女性、キャッチコピーも女性が日本社会に一石を投じるような印象を与える作品ですが、この作品の超・個人的なクライマックスは主人公が「男性も男らしさや父親としての『らしさ』に苛まれている」と気づくシーンです。

社会構造を根底から変えないと、男も女も自分らしい生き方なんかできない。
同じ想いを抱えた二人が歩む道は、少し風変りかもしれませんが、自分たちの好きなものを日々発見してゆくような楽しいものに違いありません。あと新車でドライブをしたり。

きっと夫婦らしい夫婦のあり方をを毅然と超えていくでしょう。二人の力を超えていけ!
(私、ここでにわかに踊り出す)

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