森の片隅に落ちていた種火のような翼は人の手に拾われ、育てられた。鳥籠の中で翼は空を仰ぐ。だが、そこには空へ焦がれはない。翼にとって何よりも大事なのは……読み手の胸をも "あつく" するもどかしくて切ない想い。短い文章の中で語られる作られた世界観に、作品の中にあるのがどんな想いなのかを知りたくて何度も何度も読み返してしまいました。『言葉』は何のためにあると思いますか?結末の光景はあなたにはどのように見えますか?胸に熱い余韻の残る名作です。是非ご一読を!
不思議な世界観ですね。初めて読んだ時はキャラが名を名乗らず、描写なども比喩形式であり、謎を秘めていた部分もありましたが、何度も読み返すうちにこういう伏線になっているのだなと思わせる内容です。作者さんの巧みな想像力に満ちあふれている新鮮な作品ですね。色々と考えさせられます。
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