The Last Work of the Angel
EPⅠ √→?%!
部屋の中 青白いブルーライトが私を照らす。
これでいい、これでいいんだと自分に言い聞かせながらも、やっぱりまだ不安は残る。いかに私が天使と呼ばれていようと、人智を超えた力を扱えるわけではない。必ずしも正解に辿り着ける保証なんてどこにもないんだ。
それでも、私は私と、そして彼を信じる。
だから一旦表舞台からは退いて、天使としての役割を全うしようと思う。
そうする事できっと、私の思い描く最高のハッピーエンドへたどり着けるから。
大丈夫、きっとこれでうまくいくはず。
もしこれが物語だったとすれば、これまでのはただの序章。ここから私が物語を紡ぎあげる。
……なんて、もう既に始めてたね。
私が行動を起こしたからあの人は捕まって、彼は他人を不幸にした事で心に傷を負った。私が行動を起こさなければ全ては成り立たなかった事だ。本来閉じていたはずの幕を無理やり切って落とした。
ここまでは全部私の思惑通り。でもまだまだやるべきことはある。
全ては私と彼の幸せな結末のため、また再開しよう。
まず一番に優先すべきこと、それは彼を絶望の淵から救い出してあげる事だ。
そのための仕込みも済ませた。
第一幕、救済。
「待っててね正成君」
私はほの暗い光の中鎮座するURLへと、マウスカーソルを合わせた。
病みきれない地雷系女子たちにやりきれない俺~再会した幼馴染とクラスの天使にやたらと懐かれて病みそう~ じんむ @syoumu111
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