演劇も恋も青春もフルスロットル!

十五幕第6場まで読みました。

面白い作品です。

主人公の紡君視点で描かれる軽めの文体で割と頻繁に笑い所が用意されていて、登場人物達も個性豊かで茶目っ気たっぷりで読みやすいです。

同時に、青春物語としてもBLとしても演劇ものとしても真剣で震えました。
真面目な紡君視点で赤裸々に描かれるそれらは胸に迫られるものがあり、いつの間にやら紡君と一緒に悩んで、そして楽しんでいました。
特に演劇については紡君と一緒にその楽しさを感じられるようになっており、興味を持つようになりました。

実は私は立派な腐女子でまあ元気にBLを楽しみつつも今まで現実のLGBTの方達に負い目を感じておりました。
この作品はその問題にも真摯に向き合っており、舌を巻きました。

この先も紡君と一緒にどんな世界が見れるのか、楽しみにしております。

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