エピVRA タブレットを持って町へ出よう

 そして、今日もまた——

 タブレットを携えて、隠井は〈BRAVRA〉するために、町に繰り出している。

 ARグラスのような特別な機器がなくても、虚構のRA化には、端末という〈触媒〉さえあれば十分なのだ。


 もっとも——

 町を経巡り歩く行動力に、若干の妄想力を混ぜ合わせる必要はあるのだけれど。


〈了〉

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

BLAVRA 隠井 迅 @kraijean

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ