3分位で読めるss(習作)

のーねーむ

短編EP1【魔王領にて】

カンカンカンカン


 塔から鐘の音が鳴り響く。


「チッ、また勇者と人間軍の襲撃か…」


 そう、軍服姿の女性が呟く。この女性の二本の角と尖った八重歯は、吸血鬼ヴァンパイア種の魔族であることを見る人に知らせる。


「お姉ちゃん…また、戦争が始まるの…?」


 不安そうな声が女魔族の足下辺りから聞こえてくる。


 女魔族が下を見ると、不安げな瞳の二本角の少年がいた。


女魔族は答えた。


「ああ、そうだよ。坊主は早く家に帰れ。」


「お姉ちゃんは、どうするの?お姉ちゃんも逃げないと…」


「心配すんな、坊主!姉ちゃんは、魔王様のところでも強くてちょっとは有名なんだぜ!」


 女魔族は、これから戦地へいくにもかかわらず、精一杯の笑顔で少年に言う。


「でも…戦争行ったら、怪我しちゃうよ…」


「心配すんなよ。さっきも言ったけどな、姉ちゃん、強いからな。」


「がんばって…」


 カンカンカンカン…


 無情な鐘の音が一段と強く鳴り響く。


「おっと、いけねえな。じゃあな!行ってくる!!早く家ん中隠れろよ!絶対戻ってくるからなー!」


 女魔族はそう言って魔族特有の翼を広げて、飛び去ってゆく。




少年は…




「早く隠れろ、か……」




 そう呟き、角は消え、身長はみるみる大人のように高くなり、手には勇者しか持てないと言われる聖剣を握っていた。


ーーーーーーーーーー

 この後の展開を予想してみる、なども面白いかもしれません。


 連載小説創作中なのですが、なかなか進まないんですよね…

『なんでこんな完成度0の短編創ってんだよ』って聞こえてきますね…

なんか投稿するのが趣味でして…スミマセン

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