二人で作る料理が、家庭の味になっていく。

 主人公の女性は離婚調停中だ。夫に主人公が作った料理が馬鹿にされ、「不味い」、「食えたもんじゃない」と食べてすらもらえなかった。そんな毎日が続き、ついに離婚を申し入れたのだが、夫は判を押してくれなかった。弁護士で友人の女性の父の紹介で、セキュリティ万全の家に引っ越すが、そこで隣の男性がアイドルグループの一人だと知ってしまう。口止め料に、「好きなことしてやる」と言われた主人公は、思わず、「自分の料理を食べてほしい」と願い出る。
 夫のせいで自分の料理に自信がなかった主人公だったが、アイドル男性は主人公の料理が「美味い」と言って気に入り、毎日食べてくれるようになる。
 しかし主人公は、相手が人気急上昇中のアイドルだったことから、自分の存在が邪魔にならないようにと、一歩引いて応援していた。
 ところがある日、夫とアイドル男性が鉢合わせして……⁉

 果たして、主人公は無事に離婚できるのか?
 そして男性が所属するアイドルグループの行く末は?

 これを読んだら、きっと誰かとご飯が食べたくなる!
 空腹厳禁の、アイドルとの禁断ごはん!

 是非、御一読下さい。

その他のおすすめレビュー

夷也荊さんの他のおすすめレビュー1,202