主人公の思い通りに甘やかすことなく、まだ理由も主人公によく分からないことを教えるご両親があたたかい。そして暗転。悲しく引きつけられ、理由が気になる書き出し。
夜鳴市でケガレを狩る獣の血を引く五家。伝承に見え隠れする陰謀、策略。ミステリー風味のオカルティックハント。見えない敵と、隠れた敵が同時に迫る緊迫の展開。時々ねこ。今後の謎の深層部への迫り方にも期待。あと、ねこ。
一章を終えた時点ではまだ序盤プロローグに近いが非常に丁寧な描写と文章力で引きこまれるすいすいと読みやすく展開もこれからが本番で物語が動き始めてきた感じでとても期待している作品
ここまで一気に読ませる文章力、次第に物語にのめり込む至福の時間、背景や文章に引っ掛かるとすぐに現実に戻されてしまう。これからいよいよ物語の中にどっぷり入りこむ狭間に今は立っています。たくさんの作品のなかにひときわ際立つ作品です。間違いない!