あとがき
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
あとがきを別で書いてしまい、申し訳ありません…。
たいしたことは書かないのですが、あとがきって、作者の言い訳ページじゃないですか。
作品には「余韻」というものがあるのに、すぐにあとがきで現実に引きずり出されるのが私は苦手で、読みたい人だけが読みたいときに読めるように(勝手に目に入ってくるのを阻止する為に)別で書かせていただきます。
本編の虹の国のメイシアはまだまだ続くのですが、本編ではただ一人だけ、ストローの出発の事を書いていなかったのと、もともと北欧のサーミ族をモデルにストローを書いているので、
フィンランドの先住民族のサーミ
↓
フィンランドと言えばクリスマス
↓
書くなら今しかない?
と思い立って、早急に書きました。
本編もそうなのですが、ファンタジーを書いているので、宗教観とかリアルとリンクさせていいものかとか色々と思うところもあるのですが、やっぱり日本人はクリスマス好きだし、そうでなくても、本編でもストローは「ゴルゴダの丘」とか言っているし、いいかと開き直ってしまいました(笑)
この短編からストローは長い旅をして、メイシアと出会います。
その間にストローは一人でいろんな事を吸収して、本編のストローに成長したのだと思います。
なので、このお話のストローはまだまだ未熟。
時間があれば、またこの後の旅のお話も息抜きに書けたらなぁと思いますが、それはまた別の機会に。いつになる事やら……
(ストロー贔屓がはなはだしいという声もちらほら……)
因みにですが、サーミ族が定住するようになったのは、国の政策がきっかけだとされています。いろいろと弾圧を受けたりと苦労の絶えない民族なのでしょう……。大規模な放牧は今も行われているそうですが、ほとんどがストローのような小規模な放牧にその時に切り替わったそうです。
どうして大規模な放牧をしなくてよくなったかというと、単純にトナカイの種類が違うそうです。
また、作中に出てきた地図の折り方ですが、実在します。
ミウラ折りという折り方です。特許を持っている折り方で、人工衛星のパネルや常にメンテナンスが必要な機械の説明書などに使われています。
ウィキペディアに載っているので、興味が沸いた方はぜひ一度検索してみてください。
開け閉めしている動画も載っていたと思うので、ストローがどんなことをしていたのかがか見ることができます(笑)
付随して、ククサやコルトなども検索してみてくださいね。
食べ物のグラーヴィロヒ(生サーモン漬け)は私の友達のフィンランド人から聞いたエピソードを借りました。どこのご家庭もそうなのかわかりませんが、友達のお家はお父さんが、これだけは料理されるそうです。私も食べてみたい!
ストローの兄ちゃんの名前は、一度お会いしたことのあるフィンランド人のトランペット奏者のユッカ・エスコラさんから頂きました。
とってもイケメンのジャズミュージシャンです。
兄ちゃんの勤め先の大将の名前は、一緒にツアーを回ったドラマーのトニ・ポルテンさんから。彼のドラムは龍がうねるがごとくです。
もしもどこかでその名前を耳にしたら、すごいミュージシャンだって思い出してくださいね。
ではでは、こんなあとがきの駄文までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
頑張って本編を書き進んでいきます。
これがアップされるのはクリスマスイブです。(※なろうで初めてリリースしたのはそうでした)
私はキリスト教徒でも、信仰心のあつい仏教徒でもありませんが、クリスマスは特別な日です。
誰かの幸せを願う優しい日がこの日なら、それでいいのだと毎年思っています。
これを読んでくださった皆さん、いやいや、こんな作品を微塵も知らなくても世界中のみんなが幸せなクリスマスと新年を迎えられますように。
争いが一日も早く収まり、テロもなくなり、難民も安住の地に辿りつけますように。
メラニー
極夜に降る光 <虹の国のメイシア 短編1> メラニー @meraniy
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