野辺に咲く花、かげろうかな

昨今、カタカナ言葉の異世界転生作品がネット小説を席巻する中、この作品に出会ってほっとしています。冒頭の狐火、おくりびとの葬列から独創的な世界に一気に引き込まれておりました。あまりに上手な文章、情景描写にもビックリ。後で文学賞の受賞作品だと知りました。ごめんなさい。

確か、小説の舞台は南武線沿線では……。子供の頃に遊んだ記憶が残っています。読み進むにつれて、失われつつある武蔵野への郷愁まで感じられてきました。サヤ姉、本当にあたたかい人柄が漂い、良い人こそ早死にすると改めて思った次第です。勝手なことばかり書いてしまい申し訳ございません。カクヨムや物書きも素人ですので、お許しください。
他の作品も楽しみにしております。