エピローグ 気づいたら異世界だった
よし……
いけた。
アオイを転移できた。
そう思って気が抜けたのか、体から力が抜け、地面に倒れ込んでしまった。
「%’*\^#々ーー」
視線がぼやけている。
それが、私の方目掛け黒い何かを振り下ろしているのが見えた。
もう、魔力が残っていない。
体力も残っていない。
私はここで死ぬのか
そう悟った。
私のやるべき事はやった。
私の使命は達成できた。
だが
これが間違っていたのかもしれない。
これが正解だったかもしれない。
それは、私には分からない。
ただ、その先へ行くのは私ではなく、あの子だ。
全てはあの子次第。
今は
挫けてもいい
泣いてもいい
拗ねてもいい
それでも前へ進んでくれ
私の
いいや
私達の
○○○
▼△▼
あれからどれ位経っただろう。
俺は目の前が空席の椅子に座りながら、
ずっと
ずっと
ただ
ずっと
考えていた。
俺が何か出来ならば
結果は変わっていたのだろうか。
師匠は魔力が無くなることはなく、
またこの机で、騒ぎながらご飯を食べれたのだろうか。
俺はただのお荷物だった。
ずっと見ていただけで何もできなかった。
俺はどうしたかったんだ。
俺は
おれは
お…れ…は……
▼△▼
「ヒィーヒュー……」
息をするのが痛い。
もういっそこのまま……
「コンコン……」
ドアがノックされた。
師匠はいませんそう、声を出そうとした。
だが出なかった。
もう、立ち上がる気力が残っていない。
無視しよう。
そう思ったのだが、
「コンコン……」
また鳴った。
仕方なく立ち上がる事にする。
今の俺を鏡で見たら、どれほどやつれているのだろう。
重い体を動かし、ドアを開けた。
その先を見て、俺は絶望する。
なぜなら
目の前に広がる光景が
吹雪の吹く、辺りが真っ白な
雪原だったから。
第1章ペルルキア編 完
――――――――――――――――――――――――
《あとがき》
どうもでずなです。
まず、ここまで読んでいただきありがとうございます!
ここからやっとこの作品の本編がはじまる!!
と言う所ですが……
言いづらいんですけど
ちょっと……
あの……はい。
この作品のタイトルに
【毎日更新】って書いてあるじゃないですか?
それ……変えていいですか??
先が全く書けていないので、1ヶ月更新ストップしてもいいですか?
いやします。
長編書くのって意外と疲れちゃって……。
その間、推敲してもっと読みやすい作品にしたり、色んな短編を書いてみたりしようかな?
と思ってます。
ちなみに2章更新予定は1月1日です。
最後になりましたが♡、ブクマ、フォローしてくださってる方ありがとうございます。
いつも励みになってます。m(_ _)m
少しでも
「続きが見たい」
と思ってくださった方は、レビューを書くと、更新予定が早くなったりしたりしなかったり笑
あとがきが長くなりましたが、本当にここまで読んで頂きありがとうございます。
今後、予想を変える展開になると思うので
2章もお楽しみに!
気づいたら異世界だった でずな @Dezuna
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