第三話 少し良い焼肉の話
お、今日は先にあんたの方がシフト早かったん。そう、それなら別にいいんやけど……。あ、ちょっとこの前喰らった家畜の血肉を焼いて食った話を聞かん?
この前、ちょっっっとした理由で街ん方に出てきたんよ。そいで、まあ用事ば済ませたんが昼ん真っ盛りでよぉ。用事済ませて街ん中ぶらぶら歩きようたらなんかどっかからえらくよか匂いばさせる店あるなおもてからそん匂いにつられて行ったら焼肉屋があったんよ。
……。
今他の奴らみんな前?前なん?よし、実はそん焼肉屋少しばっかし高級なやつでな、黒毛和牛ば提供してくれっとよ。え?あんたそん店ばしっとっと?まじ〜?まじか。知ってんやったらなして早う教えてくれんかったん。まあ、いいけど。
そいでその店で喰った肉ん写真がこれなんやけども。あまりの旨さに手ブレして何が何だかよぅわからんくなってもうたわ。
ちなみにロース肉が……あれ?カルビだっけ?なんか牛の肉だったんは覚えとんやけどなんやったけな……。えーと豚焼いて、鶏焼いて……やけんえーとそうそう牛んロースば焼いて喰ったら……美味かったわ。それだけ。
じゃあ仕事入るから。
馬嶋鹿直は語りたい。 雪宮紫月 @unluckyblock01
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