此処まで尊く美しいものってある!? 誠実な友情・恋愛物語!
- ★★★ Excellent!!!
尊い
最後まで読みましたが、この二文字を言うしかありません。
尊い……!
キャラクターが良いです。
主人公の一吾は誠実で男らしく優しい!
相方の久世も思いやりと賢さがあって可愛い!
他のキャラクターも悪党を抜きにすれば善性に溢れていて読んでて人間が好きになっていきました。
そんな彼等が紡ぐ物語がこれがもう繊細で純粋で美しい。
バイクの趣味とかギャグとか観光とか楽しい要素が散りばめられています。それでいて、一吾視点の一人称小説でありながらもそれぞれの心の動きが丁寧に描かれて感動しました。
タイトルの通り、友情か愛情かという話です。友情の話が好きなので、途中から悪い意味でラブコメ感強くなるのかなあと懸念していたのですが、無駄でしたね。
恋愛の話が出てくるまでの過程が丁寧だったり、一吾があまりにも誠実すぎて、恋愛要素が強まってもすーっと自然に受け入れられました。
むしろ後半はヒロインの手間のかかる感じの可愛さにキュンときて応援までしてました。
誠実に人間の関わり合いが描かれている結果ですね。
尊いです……!
12話あたりから加速して面白くなったので、初見の方は是非そこまで読んでみてほしいです!
尊いですよー!!