間違いなく傑作
- ★★★ Excellent!!!
異世界が舞台のミステリー小説は初めて読みました。
しかし、作者様の力量によるものか、設定に戸惑うことは一度もありませんでした。
美しい文章と魅力的な内容に、気が付けば最後まで読み通していました。
素晴らしい物語をありがとうございます。
クラウスもレオも、民の平和を望む優しい心の持ち主なのに……選んだ道の歪みに、もっと早く気がついて欲しかった。
最後の話で、必死に言い繕っていたケヴィンから、隠し切れない悲しみと怒りと寂しさを感じました。
今はせめて、彼らの意志を継いだケヴィンたちが、幸せになることを祈るばかり……。