反逆にあったもの

バブみ道日丿宮組

お題:反逆の社会 制限時間:15分

反逆にあったもの

 反社会運動に参加してからはや一年。国家というのは崩壊しつつある。残すは隠れてる半分子のみで大体は片付いてるといってもいい。

 もともと政治がきちんと機能してなかったことが幸いしたこともあるが誰もがこんな事態になるとは対策をしてなかったらしい。

 フェイクニュースやら、内部混乱を目的とした売国奴、反日党などといった国の敵が多かったことが原因だろう。

「だいたい数は減らせたかな」

「ほとんど顔芸と猿みたいにきーきー騒ぐ人たちだけだったような気がするけど」

「文句だけはいえるが自分の意見に責任を持たないから、反逆されたんだ」

 テレビで見かけた有名な敵は次々と晒しあげられ、親族関係含めて全て流刑地に。戻ることは島全体を囲った大きな外壁で無理だろう。

 海にはたくさんの品種改良されたサメがたくさん。島にも人間を餌とするものばかりだ。管理してるのは、そこに住み込んでるもの。果たして何の動物がトップなのかはわからない。

 もちろん人間が生きてるのか死んでるのかはわからない。

 監視体制などはない。

 そんなものを作ればすぐに襲われて何かの反逆に使われるだろう。

 そう、僕らのように準備万端で作業なんてことはさせない。

 だから、弾丸ミサイルの積荷として島へ牢屋に入れられたまま飛ばされる。途中で吹き飛ばされたらその時はその時で放置される。

 牢屋は海に落ちればそのまま海底へ沈み、魚の住処となり、また人間の死体も自然の糧となる。

 

 そうして出来たのが、3重政治。


 20~30歳の第一段階、31~50歳の第二段階、そして51-60歳の第三段階。

 この段階を踏んで法律、国が対処すべきを決める。

 若いものが感じるものを年配者に。

 またその逆も。

 きちんとした意見を交換しあえるようにその段階を何回も繰り返す。

 

 最終結果はどうするかといえば、民主主義だ。

 国民の投票で全てが決まる。

「話し合いは全員でね」

 そうして今日もまた新しい法律が決まった。


 あいさつをしよう。

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反逆にあったもの バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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