「ヒエーッ」の場面続出？　こんな歴史小説、初めて見た！（※褒めてます）

太閤秀吉といえば、この国を代表する英雄であり、いろいろとディスられることはあるものの、やはり「タダ者ではない」空気を持つ男として描かれることが多い人物である……。

が。

この物語では、「タダ者」として、秀吉を描いています。
しかもその「タダ者っぷり」がタダ者じゃありません（何だこの言い方は……）。
まずタグに『「ヒエーッ」の場面続出』とあるとおり、この秀吉、すぐに腰を抜かす、卑屈になる、その上、せこくてズルくて女に目がない……あれっ、史実と同……いえ、何でもありません。
こんな秀吉で天下を取らせるまで書いているのがスゴい（褒めてます）。


コメディ小説としても一級で、歴史を好きじゃない人も「何じゃこりゃあ(笑)」と笑って読める、そして、歴史が好きな人も「お、この場面、こう来るか(笑)」とクスッと出来る、スバらしい逸品となっております。


ぜひ、ご一読を！