辛い出来事の結末を世間話の気安さでささやいた

まいまいず井戸にすごい興味をもった。
武蔵野台地特有の、「火山灰が降り積もった地層により、表土の下の砂礫されき層が厚く、水が浸透してしまうことから地下水面が低い。そのため、武蔵野で井戸を掘るのは難しかった」ならではの土地で水を確保するために先人たちの知恵で作られた、まいまいず井戸。
実際に見たくなる。
左前光蔵のキャラと推理はすごい。
けど、享保十四年は西暦一七二九年。
昭和五年は、西暦一九三〇年。
二〇一年前の話を持ち出だされて文句を言われては、たまったものではない。