心の叫び
- ★★★ Excellent!!!
文章は必ずしも達者とはいえないものの、だからこそ生々しい叫び声が素のまま文面に叩きつけられているような迫力がある。
いや、「ような」はいらないだろう。叫び、訴え、SOSそのものだ。
われわれ読者に求められているものは、思いやりだの優しさだのといった漠然としたものではない。人を傷つけるな、苦しめるな――そういった当たり前のことだ。
「相手が社会的弱者ならどんなに追い詰めてもかまわない」という、そんな勘違いを今すぐ捨てろということだ。
最低限、それだけでいい。そっとしておくだけでいい。
そのうえで、できれば世の不正義に対して怒ってほしい。被害当事者よりも強く大きな声で。
そういうことだろう。