第2話 愛 その2

  人間は、

   知恵の実を食べて、

    愛の世界から 

     放り投げられた事は、

     本当だろう。

    まだ、力を持った恐竜の方が、

      愛の世界にいたのだろう。

     何故なら、偶然を含め、

       恋、愛し合った仲間、嫌、力弱き竜を

        食べて、

        また、愛し合い、

         子孫を残した。

        そう、肉食恐竜達は、

         偶然にも愛し合った、恋した、

           草食恐竜達を

          少なくとも、食べていた。

      そして、草食竜達は、

     偶然にも、必然にも、愛し合った、

       恋した、草花を食べ、

      育った。

     私達、人間はどうか?

      幾ら、知恵の実を食べ、

        賢くなったつもりが、

         狭い牛舎の中で、

          檻に入れられた、

          雌牛の乳や、  

           雄牛の肉を喰らい、 

         その牛たちは、勿論、

           愛を知る由も無い。

          何故なら、

          人口受精による、

           生命としての発情を、

            止めるが為のみの、

            受精。

          私達が毎日、食べる、

           キャベツすらも、

           人間の知恵と行動の努力では、

           あるが、

           そのキャベツすらも、

            既に本当の愛を、

            知らない。

           私達が、少なくとも、

            男女の本当の愛に辿り着くには、

            もう一度、

            石器時代に戻り、

             狩りの生活を始めても、

              中々難しいだろう。

             人間は、知恵と団結の中で、

             決まり事を創る。

               その、

                決まり事の中で、      

                   苦しんでいる。

          愛と言う言葉を発した、

             キリストが、

            一番苦しんでいるのである。

            愛は、我々を救う等と言い、

            愛という、

              見つけようにも

               見つからない

                探しものを、

                 私達に、示し、

             この家畜の様な、

             人間社会を創り出し、

              生きる事は、

               人間として、

               石器時代より、

               たやすくは、

               なったのかもしれないが、

       愛という探しものは、見つけにくくなった。

         アルティミス計画・・・

         私達人間が、当たり前の様に、

            今の人間すらが当たり前の様に

              持っていたものすら

              手放す様になるだろう。

         諸行無常。

        そう、愛すら既に無常である。

            私達の生活が、

           家畜の様になって行くのは、

           家畜を食べているからである。

           愛すら知らぬ、

           家畜を食べているからである。

           どんな宝石よりも、

           愛を探しにくくしているのは、

             私達である。

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矢田誠一 @yattyann

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