個性の強いファンタジー作品の中で光る文章力の理由

異世界ファンタジー小説になっていくまでの過程と、異世界における主人公の達成する目的がしっかりしている作品です。

超人的な現象や、神がかったキャラクター能力の裏付けがしっかりしており、作品としての話の筋が崩れない。
世界観やキャラクターの個性を文章中で活かせる能力は、作者自身の研鑽でしか磨けません。

一言で、作者さまの高い教養にあると思われます。
宗教学や古典文学・戯曲に精通する方の書く作品は、すごく味わい深いですね。

コボルト族、かわいいと思います。
一種族を救うより、生きる者全ての世界平和・協調を目指す展開は、僕は個人的に好きです。

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