街の呪縛と一族の宿命、2人の友情の先に待っているものとは――?!

物語はマサキくんと迫水さんが出会うところから始まります。

2人は連絡先を交換しないまま分かれますが、3年後にマサキくんが中学校に入学したタイミングで再会。
迫水さんが拾った猫のニーちゃんと共に、温かく穏やかな日々を過ごします。
しかし、殺害予告や治水機能を狙ったテロの可能性が浮上し、マサキくんは再従兄弟の幹也さんに協力することになります。

実際に起きてしまった殺人事件。
その過程で、八淵市と言う場所が持っている呪縛とマサキくんの一族の宿命が明らかになっていきます。

マサキくんと迫水さん。
再会した2人に待っているものは一体何なのか…?!

どんなお話なのだろうと思いながら、読ませて頂きましたが、三章まで読み進めて、初めてタイトルが持つ意味が分かります…!

私の推しはマサキくんの再従兄弟の幹也さん。一族の宿命を理解し、マサキくんの置かれた状況を理解しながらも、常に寄り添い守ろうとしている人です。

なごちさんは1話ずつ丁寧に登場人物たちの関係性を積み上げてくださるので、物語の中で登場人物たちの言葉や表情の一つ一つを読者に想像させる深みを持っています。
風景描写もとても美しいです…!

読めば読むほど展開にハラハラドキドキします…!
おすすめです!!!
皆様もぜひ!!!