ぼくが勇者になれたのは、みんなのおかげです。

作者 ソラノ ヒナ

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★★★ Excellent!!!

魔王との最終決戦から物語は始まりますが、真実が次々に明かされ、意外な方向に話は展開していきます。
序盤はコメディーかな、と感じていましたが、この物語はそうではなく、読者にある「問い」を投げかける物語です。
そして、みんなのおかげで勇者になった主人公が、魔王との対話を経て、真の勇者へと成長してゆく物語です。
ありきたりな勇者VS魔王ものではありません。是非、みなさんに読んでいただきたい作品です。

★★★ Excellent!!!

 今、まさに最後の決戦の扉が開かれようとしている。
 その扉の奥には、これまで無敗をほこる魔王が存在している。意を決して、そこに飛び込む勇者一行は、その場を覆う、もの凄い重圧をその身に感じていた。

 先鋒を競うかの如く前進してくる、魔王軍。対して、勇者を温存するための陣形を見せる勇者一行。ついに、その戦端は切って落とされた……。

 という、いきなりクライマックスから物語は始まります。
 しかし、ここから先、読者の期待は良い意味で裏切られるのかもしれません。
 こういう強さを持った勇者がいても良いではないか。こんな優しさを持つ魔王だっていても良い。そして、ふたりの脇を固める仲間たちも、素敵な存在である。

 しっかりと描かれた、勇者、対、魔王の物語。でも、その綴られた顛末は、勧善懲悪とは違っていて、読了後は、きっと優しくなれることでしょう。
 そこがまた素敵な物語なのである……。

★★★ Excellent!!!

人間族の正の感情のバランサーとしての神族、負の感情のバランサーとしての魔族。

そういう考えもあるのだと興味深かったです。

得てして私たちは、正と負、善と悪、正と邪など二項対立で考えがちですが、それらをひっくるめて一つのものとして解決できることが多々あるのではないでしょうか?

私たちが抱える負の感情は、それを無くさなければならないとかいうのではなく、そうした事も認め、飲み込んで、そうしながら生きていく。

それが人間なのだと、わたしは、この話を読んで考えたことでした。

ステキなお話しをありがとうございます。

★★★ Excellent!!!

ご縁があり、この物語に出会いました。読み終えましたので、レビューさせていただきます。

物語は無敗の魔王に挑む、勇者とその仲間たち。彼は魔王とその手下たちの元へとたどり着き、最終決戦になるところから始まります。のっけからクライマックスですが、手下と仲間たちが戦う中で、魔王と勇者が語り合います。
そしてその中で、勇者と魔王。そして世界の仕組みに関する衝撃の真実が明らかに……それを語るのはもちろん、本編の中です。

『全ての人の中に答えがある』

この言葉が物語の終盤で語られますが、皆さんはこの言葉をどう捉えるでしょうか。聞いたことがあるかもしれません。しかし、この言葉に向き合っている人は、あまりいないかもしれません。読み終えた後、ハッと、気が付くものがありますよ。

他の皆さんも是非読んでみてください。