ちょっとしたアフターストーリー

それから時は流れ俺はついに退院できるくらいまで復活した。


今は母の車で病院から家に帰っているところだ。


今日退院するから母に迎えを頼んでおいた。


俺は席に座りながら病院にいた時のことを思い出す。


俺が病院で入院している間に俺の学年は上がり高校二年生になっていた。


若干単位がやばかったが、リハビリしながら勉強を頑張ったおかげで留年は回避できた。



入院している間いろんな人がお見舞いに来た。


一番多かったのは茜と裕也と良治だ。


茜はいろいろ気を使ってくれて、いろんなものを持ってきてくれたりした。


あとは、俺が病院にいて遅れている勉強を教えてくれたりした。


先ほど頑張って留年を回避したといったが嘘だ。ほんとは茜の力が大きい。


茜が勉強を教えてくれたおかげで留年の回避どころか普通の授業とほとんど同じペースで勉強できている。


茜は絶対に学校の先生の素質がある。間違いない。


茜とは反対にあのバカ二人は病院だというのに騒ぎやがって。


周りの迷惑とか考えろよ!


まあ俺も一緒に騒いでいたしあんまあいつらのことは言えないか…



あの事故の犯人はあの後捕まり、今は裁判の途中らしい。


乗っていた人は「殺せればだれでもよかった」とか言っていたらしい。


殺されそうになった身としてはいい迷惑だ。


銃も持っていたらしくいろいろな罪に問われるらしい。



俺は車の窓を開けて風を浴びた。



その風にはほんのりラベンダーの香りが混ざっていた。

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ブバルディア Miner @miner_

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