懐かしくも物悲しい、児童文学のような雰囲気の短編

主人公は、おばあさんから聞いた昔話に登場する童――野っ子と出会う。野っ子に誘われるまま、雪の中で楽しく遊ぶが……。
 怖い話かと思いきや、どこか物悲しくて切ない印象の物語でした。
 一話完結の短編なので読みやすく、作品全体に漂う児童文学のような雰囲気もあってどこか懐かしい感じがします。