舞台様式(公開用)

舞台様式


◆名称


◇説明


〇世界の中の位置


△作中描写


▽周辺


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 作中に登場する舞台、物語に登場する様々な場所についての設定を作る際の様式となります。

 大きいものから小さいもの(例えば、物語の舞台となる大陸をまず設定し、その次に登場する国家や勢力、その国家や勢力に所属するお城や街、特徴的なシーンに登場させるつもりの場所など)へと順に決めていくと作りやすいのではないかと思います。


 日本など、既存の国家で、誰もが常識的に知っているような場合は省略し、いきなり主人公たちが活動する場所について書くだけでもいいです。


 簡単にご紹介するために、学園物の小説に使う場合を考えると、


※使用例


◆名称 県立町中高等学校


◇説明 主人公たちが暮らす街の中にある高等学校。主人公たちが通っている。県立の中堅高校で文武共に目だったところはないが、その退屈さゆえに主人公たちは新しい部活を結成することになる。


〇世界の中の位置 日本 ○○県□□市→作中の場所が架空であったりぼかしたい場合は「日本のどこか」とか、「雪の多い地方」とかそんな書き方で十分です


△作中描写 県立町中高等学校は、主人公たちが暮らす街のほぼ中央に位置する学校だった。学業もスポーツも、目立った成果はないが、まったく振るわないわけでも無いという中堅高校で、この街に住む少年少女たちの多くがこの学校に通うことになる。

 町中高校には、およそ高校と呼ばれてイメージされるような大抵の設備が整っている。三階建ての機能性と経済性を重視して作られた鉄筋コンクリート製の面白みに欠ける校舎が一つに、教職員たちのための施設が集まっていて、生徒たちからは敬遠されがちな校舎が一つ。それに、理科実験室などの特別教室が集められた校舎があって、体育館、屋外プール、そして広い砂地のグラウンドがある。


 学校は街の中心部を東西に流れる△△川の川辺に建っていて、川から土手になっている一段高いところにあり、校舎からは川とその向こうに広がる街並みがよく見える。

 川の近くにあるから、その川の堤防の上が多くの生徒たちの通学路となっていて、毎日の登下校時間に多くの生徒たちが堤防の上を歩いたり、自転車で走り抜けていったりする姿が、一種の風物詩になっている。


→と言った感じで大体の描写を決めておくと、後で忘れたり迷ったりしなくていいです。


▽周辺 →この場所の周辺に何があるかを決めておくと後で位置関係などが分かりやすく書くときに迷わないです。

 たとえば、この町中高校の場合、学校の裏手には川があり、その堤防の上が生徒たちの通学路として利用されている。学校の正面側には街の商店街と鉄道の駅があり、近くには市役所などの行政設備が集まった場所がある。主人公たちが暮らしているのは川を挟んだ反対側で、主人公たちは毎日○○大橋を渡って通学している。

 などの情報を書いておくと良いと思います。


 必要な場合は、適時追加しながら書いていくといいと思います。


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とりあえず、熊吉の小説の作り方というか、手順のご紹介は以上になります。


少しでもお役に立てると嬉しいです。


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小説の設定の作り方 熊吉(モノカキグマ) @whbtcats

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