第2話 異世界のお茶会
そんなこんなであっとゆーまに午後。
侍女5人がかりで髪のセットや化粧、衣装の支度が整えられた。
コルセットってきつい。ドレスって重い。アクセサリーかゆい。
昔、お姫さまっておいしいもの食べられて、好きなだけ綺麗に着飾れていいなーって思っていたけど、すみません。無理です。こんな重装備で優雅になんて歩けません。
神様、マジ勘弁。高校の制服でいいです。戻りたい。
はああっと深いため息をつく。
今朝起きて異世界に転生していたってゆーことにも驚きなのに、
まさかの婚約者がいていまから会うのにもびっくりだわ・・・。
伯爵家も侯爵家って言われても歴史の中世とか日本の明治?くらいの想像しかないわ。
準のやつ、今日私が学校に来ていないからうきうきしながら勉強してると思うと腹が立つ。むむ。更に差がつくじゃないか。
敷地の入り口にて準備の終えた家族と待っていると、馬の足音がし、侯爵家の馬車が到着した。
ラファイエット侯爵と侯爵夫人が優雅に降車し、挨拶を述べた。
「ダンテス伯爵様、伯爵夫人様、お招き頂き光栄に預かります。今日がよき日になりますように」
「こちら嫡男のルイになります。となりがこの度お世話になりますレオンです。
よろしくおねがいいたします」
それにならって長身の優し気な美貌のルイと絵にかいたようなわんぱくなレオンがお辞儀をした。
こいつが婚約者か・・・。カンでしかないけど全く合う気がしない。
「はるばるありがとうございます。ラファイエット侯爵、侯爵夫人方。
さっそくですが、庭に広場がございますのでそちらでお茶にいたしましょう」
因縁の幼馴染、貴族転生します! @miyossii
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