002 起動までの時間

なるべく話の流れの順にしたいため急にめんどくさい計算になります。

そして第二回目からこんなめんどくさい内容を選んだ俺よ、一度くたばれ。


002起動までの時間


達  「パソコンが起動するとどうなると思う?」

佐竹 「パソコンが起動する」

達  「確かにそうだ。

   だけど中で何が起こってるか知ってる?」

佐竹 「知らない」

達  「だろうね。

   ちなみに

   ①パソコンが起動する

   ②BIOS(バイアス)を読み込む

   ③OS(オーエス)を起動する

   っていう内容が起こるよ」

佐竹 「ごめん!分からない」

達  「これでもかなり省略しているんだよ。

   まぁ分からないのも無理はないけど佐竹さんもOS(*1)って言うのは聞いたことない?」

佐竹 「あ。

   それはあるよ。

   Mac(マック)とかWindows(ウインドウズ)とかの奴だよね」

達  「そう、それ。

   そっちを知っているならBIOS(*2)は簡単だよ。

   OSを読み込むための装置だから」

佐竹 「OSを読む?

   OSを読むって言ってもOSを読むのってどのくらいの時間がいるの?」

達  「OSを記録しているディスクやサイズによるって言うのが正しい答えだけどこの際だから少し例を見てみよう。

   佐竹さんはメモリって聞いたことある?」

佐竹 「うん。記録(メモリー)ってことだよね」

達  「そういう事。

   メモリにもいろいろな種類があるんだけど磁気ディスクって言われる種類のメモリがあるんだ。

   CDとかDVDを縦に何枚か並べたような構造のメモリなんだけどそれを読むには

『シーク時間+回転待ち時間+データ転送時間』

が必要だったりする。」

佐竹 「しーくじかん?」

達  「物理的な読み込み機『ヘッダ』がディスクの上に到達するまでの時間だね。

   ほら、CDをオーディオに入れた時ゆっくり入っていくでしょ。そのイメージ。」

佐竹 「えっと…つまりディスクを入れるまでの時間ってこと?」

達  「そう思ってもらって構わないよ。

そして回転待ち時間って言うのはCDを回転させてデータがどこにあるのか探す時間」

佐竹 「CD入れて音楽が流れるまでぐるぐるしている時間ってこと?」

達  「絶妙な例えだけどそうだね。

   最後にデータ転送時間だけど今までのイメージからして曲そのものって考えてもらった方が良いかもしれない。」

佐竹 「なるほど」

達  「所でオーディオにCDを入れて一曲流れるまでどのくらい時間がかかる?」

佐竹 「えっと…一曲3分くらいだから3分と少し?」

達  「そう。だから電源入れて七秒でパソコンを叩いちゃいけません」

佐竹 「もしかして根に持ってる?」

達  「まぁねw」

佐竹 「でもパソコンってそんなに遅くないよね」

達  「いろんな仕組(*3)で早くなってるからね。

   でも7秒は早すぎるよ」

佐竹 「ごめんなさい…」


*1 005 OSとは

*2 006 BIOS「OSを読む」

*3 007 高速化の仕組

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小林工業 パソコン講座 白蝶蘭 @hakutyouran

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ