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《速報です》


ただ今入ったニャースによると

ロケット団と名乗るグループが某・小説投稿サイトで活動する作家の自宅へと押し入りし「マスターボールは無いか!?」などど叫び、

作家に鋭利なニャースを向けて脅した上、電話越しにそのグループのボスらしき人物へと繋ぎ脅迫されたという事件が本日の朝5時に起きたそうです。


偶然通り掛かったと言う目撃者でもあり通報人によると

その犯行グループは家を数分荒らした後、納得のいかない顔で家から出てきており。その手にはナスと瓶詰めされた紅生姜を所持していたらしく、今も警察は逃走経路を塞ぎ、東北から関西へと警戒区域を広げ追跡中との事です。


今回の事件について専門家である“ニャンちゅう”さんにお話しを聞いてみましょう


「他の小説も、絶対読んで欲しいんだにゃああん!」




↑これだけを伝えたかったはずだったんだけど...どうしてこうなった。



これは彼女が遺したノートの一文である。


書き写し。それが僕の役目であり使命。


これは、彼女の身近で起きた誰かの死を知らされた際に書き起こしたものである。


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2/1



『365分の1』



365分の1日で何十万もの生命の灯火が光を消すこの世の中。


楽しい日、苦しい日、退屈な日

1日でたくさんの感情が天と地と底を繰り返す。


あなたの楽しい日は誰かの絶望かも知れない

あなたの苦しい日は誰かの希望かも知れない


だけど、それを人々は日々の中考えない

知っていても皆すぐに忘れてしまう


僕だってそうだった。


だって、今がその人にとっての“全て”だから



笑い泣き苦しみそしてまた笑う。

それを生ききしてゆくのが人の生。



君が今日会いたくない日は

誰かが一生会えなくなる日


君が言えなかった言葉は

明日、君の胸に幾度も突き刺さる“後悔”と言う言葉


君がうざい死ねといった夜は

私がお願い起きてと願った日



あなたの周りで笑っている人はきっと沢山いるだろう。

そうしないと考えたくない現実を思い出すから。



生を望んだ私の望みはもう届かない

死を望んだ君はきっとすぐに生を望んだ

誰かに救われる


死を後悔した私の望みはもう届かない

でもまだ死を望んだだけの君の望みは幾らでも届く




食べかけのまま捨てないで




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《速報です》


たった今、容疑者らしき男を逮捕したとの事です。


男は52歳男性。名前は阿笠博士あがさひろし無職。自称_研究者

近所の子供達からは博士はかせと呼ばれ馴染み親しんでいたそうです。


ニュースを終わります。



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夏に課せられた題名のない作文 Yumemi @6yuMemi9

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