武蔵野にたまごの木がある限り、この想いが消えることはない

父と娘の井之頭公園散歩。
たまごの木、熱帯鳥温室、トウキョウダルマガエル。
次第に父の記憶が解かれていく。
そして娘は、自分の夢を父に語った。

――父にとってのジャイアント馬場は、私にとっての父だったのかもしれない。
そんな言葉が、胸をぎゅっと締め付ける。
自分にとってのジャイアント馬場って何だろう?
大切なものを改めて考えさせてくれた作品だった。