俺はあの娘の守り神だ

前略後輩ちゃん、ワイ、死んで転生する事になりました。

俺は死んだ。

2学年下の後輩だった娘をストーキングしてたらその娘が車に轢かれそうだったので突き飛ばして代わりに轢かれた。

まぁ特に良い人生とは言えなかったが後輩ちゃんと1年間お話したりできて本当に良かった。

「でもストーキング自体は犯罪じゃないの？」

ん…？誰だ…そして心が読めるのか…？

「まぁ神様だからね。しょうが無いね。」

なんだ神様か…となると俺はまだ生きているのか…？

「そこら辺は順を追って説明していきますのでご了承を。」

「なるほど…」

うん。この人神様だ。声イケメンなのに髭が濃すぎる。サンタクロースみたいだ。

「！ちょっと剃ってくるから待っててねー…」

「はーい」

少し待つことに…

「…」

「速いですね…」

「まぁ神様だからね…あとストーカーはストーカー規制法ってのがあって犯罪だって。」

「え…助けて！誰か！警察だけは！警察だけは勘弁を！！」

「もう死んでるから大丈夫だよ…」

「良かった…でまぁ何故俺はここに？」

「…………死んだってのは分かってるよね？」

「はい。」

「でまぁ死んだ理由も分かるよね？」

「はい。ストーキングしてたら後輩ちゃん轢かれそうだったので代わりに轢かれました。」

「うん。でまぁ君の魂をどうするかどうか考えたんだ。」

「なるほど…」

「神にするにはちょっと…でも地獄に落とすのもなぁ…って感じで…でまぁかんがえたんだ。」

「どうするのかをですか？」

「うん…でまぁ君には剣と魔法の世界に行ってもらうことにしたよ。」

「なるほど…しかし異世界に行くといっても分からないことだらけで…」

「大丈夫。お兄さんが手取り足取り教えてあげるからね…！という事でここからはQ&A方式でお答えします！｣

「なるほど…分りました。」

さて…何から質問しようか…

Q.何故金髪美女の女神様じゃないんですか？異世界ものの大体は美人で金髪の女神さんが案内してくれるのにどうしてこの物語の神様はボーイズアイドルなんですか？

A.メタな話をしないでください。マンネリ化防止の為です。ご了承ください。

Q.異世界転生となるとチートをくれるんですか？凄い能力とかそういうのをくれるんですか？

A.いくつかのスキルと固有の凄く強いスキルをあげます。それで我慢してください。

Q.スキルってなんですか？いきなりイングリッシュを出さないでください。

A.簡単に言うと「何が出来るか」みたいなやつです。詳しい事は詳しい人とかプロとかに聞いて下さい。

Q.で、なんのスキルをくれるんですか？

A.まずは頑張れば覚えられるスキルから。

「創造神」:色々作れる。武器とか服とか薬とかお役立ちアイテムとか。ただし時間のかかるやつはかかる。

「ステルス」:透明になれる。

「アイテムボックス」:何でも入るポケットが体に出来るやつ。体からリュックとかに移すことも可能。

「全属性」:あらゆる自然現象とかを使って攻撃出来る。ただし威力はお察しください。

「万能武器」:あらゆるものを使って攻撃出来る。しかし重いものは重いしよろけるやつはよろける。

こんな感じでしょうか。他にもあると思いますが諸般の事情で後付けにします。

Q.頑張れば覚えられるやつ以外もくれるんですか？

A.限定解放（リミテッド・リリース）ってやつをあげます。これは条件が揃っていれば神と同じかそれ以上の力が出せるものです。条件は自分で決めて下さい。条件を決めないと使えません。脳内でわーってやれば決められます。

Q.それ以外になんか無いんですか。

A.ないです。ステータス（力とか防御とか）には関与しません。自分で強くなって下さい。

Q.異世界には何年間居られますか。

A.100年の寿命があります。その後ここに戻ってきます。その時まで自由に過ごしてください。0歳からスタートです。

Q.ステータスはどうすれば分かりますか。

A.脳内になんか浮かんできます。それがステータスです。貴方は他の人のも見れます。

Q.他に質問はありませんか

A.特にありません。

Q.このままQ&A方式で異世界に飛ばされるんですか。

A.そうです。頑張って下さい。良い人生を。では転生を開始します。ありがとうございました。

「ありがとうございました…」