自分の人生の選択に、誰かの許可は必要?

 子供のころからの刷り込みに、女はこうあるべき、私の年代は、それがけっこう色濃く残っている。
「降り積もる」は、おおきた様の作品を読んで、初めて感動した作品。
地下鉄の中から、「ありがとう・・・・」涙が、駄々洩れになりました。

この作品の中で、心に留まったのは、主人公の女性が生きていくには、彼氏の許可や、彼氏の両親の意向や、そういったことが、主人公の女性の選択にとても強く絡まってくる。男だってそうだよ、と言われると、身も蓋も無いけれど。女でも、男でも、自分の人生の選択をするとき、誰かの許可が必要などと言う環境はいらないと感じる。

おおきた様の作品は、「実らないよねこの恋、」そんな思いを抱いて、でも、この人が好きで、愛している。そういう女性が描かれていて、読む側は、胸がきゅんとなってしまうわけです。