概要
あなたへの想いが雪のように降り積もる――札幌を舞台にした社会人百合
東京本社から3年の予定で札幌営業部に異動してきた31歳の鳴(めい)は、着任して1年後の春、3歳下の後輩の紗雪(さゆき)から突然告白される。
しかし鳴には東京に結婚の約束をした彼がいた。
何かと自分を気遣い、助けてくれた紗雪の告白をむげにできなかった鳴は、紗雪への恋愛感情はないと告げた上で、2年後に異動する日まで紗雪の気持ちに付き合うことにする。
そして2年後――ふたりは最初に決めた期限である2021年3月末を迎えるのだった。
しかし鳴には東京に結婚の約束をした彼がいた。
何かと自分を気遣い、助けてくれた紗雪の告白をむげにできなかった鳴は、紗雪への恋愛感情はないと告げた上で、2年後に異動する日まで紗雪の気持ちに付き合うことにする。
そして2年後――ふたりは最初に決めた期限である2021年3月末を迎えるのだった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分の人生の選択に、誰かの許可は必要?
子供のころからの刷り込みに、女はこうあるべき、私の年代は、それがけっこう色濃く残っている。
「降り積もる」は、おおきた様の作品を読んで、初めて感動した作品。
地下鉄の中から、「ありがとう・・・・」涙が、駄々洩れになりました。
この作品の中で、心に留まったのは、主人公の女性が生きていくには、彼氏の許可や、彼氏の両親の意向や、そういったことが、主人公の女性の選択にとても強く絡まってくる。男だってそうだよ、と言われると、身も蓋も無いけれど。女でも、男でも、自分の人生の選択をするとき、誰かの許可が必要などと言う環境はいらないと感じる。
おおきた様の作品は、「実らないよねこの恋、」そんな思いを抱…続きを読む