第3話
そんな学童でのエピソードも当時はそこまで気にしてないつもりだったけど、当時親や先生に怒られたことはあんまり覚えてないのに学童でのことは今でも割と覚えているのは、、ね。
そんなこんなで小学校3年生。
私の通っていた小学校では毎年クラス替えがあった。
1学年に6クラスぐらいあったのもあり、去年出来た友達とはクラスが離れた。
一緒に登校していた2人とも同じクラスにはなれず。
さすがの私も3年生にもなれば、何をしたら怒られるかは分かってきていたし、言動も落ち着いてきていた、、と思う。
でもやっぱり悪い意味で浮いていたんじゃないかな。
席が前後になれば話す子はたくさんいた、給食の時間や昼休みにも1人で本を読んだりはしていなかった。
ただ、友達と呼べるような子はいなかった。
この歳ぐらいから女の子の間に”グループ”というものができていたような気がする。
(私が気がついていないだけでもっと早くから出来ていたのかな)
その”グループ”にも属していなかった。
小学校4年生。
初めてクラスにいることが楽しい、と思えた。
新しく友達、もできた。
しかも何人も。
その反面、怒られる事がとても多かったような気がする。
少し考えれば怒られるような事だと当時の私でも分かることを衝動的にしてしまった。
それを何度も繰り返した。
それでも友達がいるというだけで学校に行くのが何倍も楽しみになった。
別にそれまでが楽しみじゃなかった、学校に行きたくないという訳ではなかったけど。
応援団に立候補して、人気投票で選ばれたのも大きかったのかもしれない。
認めて貰えたような気がした。
この頃になると流石に母親に
「ママは私のこと好き?」
と聞くことは無くなっていたけど、仕事から帰ってきたばかりの母親に
「漢字テストで100点だったよ!すごい??」
ってよく聞いていたな。すごいよ、って言って欲しかった。
ちいさなちいさなものがたり 紫陽花 @ajisai3
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