えげつないほどのセンスが詰まった短編です。長くないのに、体感で文庫本一冊読んだくらいの充実感。とにかく先を予想させません。展開が二転三転どころではないんですが、どの転換点においても、圧倒的な筆力で一気に引き込まれていきます。結末は絶対に予想しきれません(と思います)。そしてその結末は……どう感じるかきっと十人十色。記憶に爪痕を残していく物語です。
潮の満ち引きを思わせる少年たちの名。彼等のあいだに挟まれる少女の名は栞。少年の手から譲られた「種付きのかぼちゃ」を食したことで、栞に神秘現象が起こります。かぼちゃを漢字で表記した時に「南瓜」で…続きを読む
神社のお祭りに出かけた時に遭遇した、彼氏と同じ顔を待つ男に「かぼちゃ転がし」に参加することを約束させられた主人公。 果たして彼は一体何者なのか? 何故かぼちゃ転がしなのか? もしかすると…続きを読む
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