超異世界戦隊XXリバイバーズ2  Bastard’s smartphone

目が覚めると…。

うわぁああ!


「…おっさん。」

「ん?おう、少年か…。」

「あれ?」

「…。」

「…噓だろ…またかよ…。」


目が覚めると俺は、変な空間に居た。

俺は、五十鈴(いすず)隼人。

この前、ようやく1つスタート地点を超えられたのにまた、ここだぜ。(*^^*)


「死にたくねえょ!前回、何回死んだと思うんだよ!」

「アーカイブ、何回?」

「3890万と3644回です。」

「よしっ、隼人…俺が後ろに隠している指の数は?」

「知らねえよ!」

「よしっ、一回目だな。」

「オール・〇ー・ニード・イズ・キルか!」

「正解だ、セイヤ。」

「みんな、久しぶり…。」


どこからともなく、この世界に俺達を読んだ張本人クラミツハが現れた。


エヴァ「久しぶりか…まったく何のようだ?」

クラミツハ「終末何してますか、暇ですか?助けてくれますよね?並みの危機だ。」

隼人「人類は衰退したか?」

クラミツハ「まだだ…ニューヨークの一件の後SWORDという組織が作られ、異星人に対抗するという名目の国連治安維持軍が作られた。それで、24時間後に何らかの方法で人類が滅亡するので助けて欲しい。」

隼人「トゥエンティ〇ーか?」

エヴァ「古いなぁ…。」

アルト「DVD買って持って帰る時間はありますよね?」

セイヤ「ソードか…嫌な名前だな。」

レイ「なんで?」

セイヤ「シールド&ソードオンラインって、ゲームが俺の初めてのデスゲーム体験だったから…許さんぞ、秋葉輝彦。」

クラミツハ「ということで、新たにメンバーを加える。」

全員「「いらねえよ。」」

クラミツハ「じゃあ、紹介する。」


クラミツハは、そういうと5人の人を光の中から出現させた。


クラミツハ「じゃあ、紹介しよう。まずは、彼女…正真正銘女性だ。名前は、アイリーンだ。」

アイリーン「よろしくお願いいたします。先輩方。」

隼人「失敗する名前じゃないか!」

アルト「抗弾プレートは入れたか?」

レイ「イエス、ソマリランド!」

エヴァ「ブラッ〇ホーク・ダウンか!」

アイリーン「はい?」

クラミツハ「丁寧語のクソ野郎の魔女だ、よろしく頼む。」

アイリーン「ちょっ!」


クラミツハ「次は、ツバキだ。」

エヴァ「むっ?」

隼人「どうした、おっさん?」

エヴァ「社畜のにおいがする。」

クラミツハ「正解、彼女は社畜でカフェイン中毒で死んだあと300年間スライムを狩りまくった年増だ。」

ツバキ「酷くありません!」

アルト「スキャン…努力値が振られて内容だ。職に就いてないので、レベルで覚えられる魔法だけですね。」

セイヤ「ステータス…いやっ、戦闘回数で覚えるタイプだ。90か。」

ツバキ「えぇ…。」


クラミツハ「次、加奈子さんだ。」

加奈子「どうも…。」

クラミツハ「元社畜でキャラ被りまくっていて、メガネ外して魅力減になった女性だ。年は…1/10ツバキ。聖女としてあがめられている。」

隼人「童貞、ショタ喰い保険医か、腐女子の気がする。」

エヴァ「貴様は何を考えている?」

加奈子「すいません、回復担当です。」

セイヤ「なるほど…。」


クラミツハ「4人目と5人目は男だ。望月新一と佐藤俊で、望月は祖父が上級国民で生前はそれでイキっていて、転生後は女性収集に努めていて、この前、1国を滅ぼす殺戮を行った人間のクズだ。」

望月「…。」

クラミツハ「佐藤俊は、グーグルで学んだことを実践するだけの指揮官だ。」

佐藤「とりあえず、よろしくお願いします。」

クラミツハ「じゃあ、これで…ああ、ニューヨークの郊外に君らの基地用意したから、あとこの世界のヒーロー2人も来てる、それじゃあ!」


そんなわけで、基地に俺たちは転送された。


隼人「すまない、ちょっと経験者で会議をする。アルト!」

アルト「スフィア!」


アルトにより、防音不可視のバリアを展開する。


エヴァ「私は、望月を殺すべきだと思う。」

隼人「俺は、彼が死ぬのは決定事項だと思う。」

セイヤ「デスゲームに居た聖人面したプレイヤーキラーぽいから、殺したい。」

レイ「人類の為に殺したい。」

アルト「血液型B型だから、殺したい。」

隼人「よしっ、望月を殺してこの1回で終わりにするぞ!」

全員「おう!」


とりあえず、望月新一…スマホ太郎を殺すことに決めた。

なんか、スマートフォンを持っているからスマホ太郎だ。


そんなわけで…。


マイク「はじめまして、私はマイク。ヒーロー名はワンマン・アーミーだ。よろしく。」

レイ「すごい筋肉…。」

加奈子「抱かれたい…。」

マイク「それで、こちらがエルザ・ホワイト。ヒーロー名は「「英国王の魔女(ロイヤル・ウィッチ)」」だ。」

アイリーン「私と同じ魔女?」

エルザ「ただの通り名よ。」

アイリーン「なるほど…では、どんなお力が…。」

エルザ「ハニートラップ?」

アイリーン「ハニートラップ?それは、なんですか?」

エルザ「男と〇ックスして話を聞くことよ。」

アイリーン「…ふぇ。」

レイ「2人だけなんですか?」

マイク「いやっ、アレックスとボリスも居る。」

レイ「そうですか…。」

マイク「では、さっそくだが力を借りよう。というよりも君らの問題かもしれない。ニューヨークに君たちが投入したパワードスーツと異星人の技術により各地で戦闘が起きている。そして、その武器を生産しているソレンランドを強襲することに決めた。」

望月「もう、行きますか?」

マイク「ああ、では行こう。」




ソレンランド研究施設


マイク「ボリスに続け。あの青い化け物だ。」

レイ「オーガ…いやっ、違うか。」

マイク「アレックス、扉の破壊は?」

アレックス「今、終わった!」

マイク「行け、突撃!」

エヴァ(人が着るパワードスーツか…。それに、謎の推進機構)


ソレンランドの強襲は成功し、TM社の研究施設は破壊できた。


レイ「ロボットかな。」

隼人「ロボットだね。」

アレックス「どうした…これはこれは…持ち帰るぞ手伝ってくれ。」

レイ「はい。」




SWORD基地

レイ「ボリスさんって、研究者なんですね。」

ボリス「ああ、そうだ…。」

アルト(パワードスーツのデータ貰おう)

エヴァ(推進機構のデータ貰おう)

アルト「…。」

エヴァ「…。」

アルト「「データですか?」」

エヴァ「「脳内に直接…ニュータ〇プか?」」

アルト「「アレックスさんのパワードスーツのデータ共有します。」」

エヴァ「「頼む。」」


基地で隼人は、早く帰れないか考えているとアレックスとマイクが喧嘩を始めた。


アレックス「こいつは仲間になってくれる!」

マイク「バカな、ダメだ。」

アレックス「レイ、異星人は攻めて来るんだろ?」

レイ「はい…。」

アレックス「世界中にパワードスーツを配備すべきだ。」

マイク「ダメだ、争いを呼ぶことに…。」

アレックス「ちっ…。」


マイクは怒って部屋を出ていった。


望月「大丈夫ですか?」

アレックス「ああ…。」


望月はアレックスと共に研究室に入った。

この時、止めておけば良かった。


午後8時、パーティをした。

人類の滅亡を防いだ記念にと…。


アレックス「できた…。電源を入れるのは後にしよう。」

望月「はい。」

レイ「アレックスさん、マイクさんが呼んでます。」

アレックス「今、行くよ。」

レイ「アーカイブ?」

アーカイブ「この素体のデータの収集を行いたいです。」

レイ「わかった、また後でね。」


レイは、タブレットにアーカイブを入れて研究室に置いた。


アレックス「みんな、お待たせ…今日の良き日に…。」

マイク「よき友に…。」

隼人(嫌な空気だな。)


突如、謎のパスワードスーツが俺達を襲った。


パスワードスーツ「見いつけた。」

望月「何を…ああっ!」


パワードスーツは望月の目を指で貫き彼のスマートフォンを手に入れるとどこかへ飛んでいった。


マイク「アレックス、今のは。」

アレックス「パワードスーツだ、暴走した。」

レイ「っ、アーカイブが。」


研究室に戻ると破壊されたタブレットがあった。


レイ「アーカイブ。」

アーカイブ「無事です、レイ様。」

レイ「それは、良かった。」

アーカイブ「ですが、早く中国に向かいましょう。彼の目的地はそこです。」


エヴァ「加奈子、望月は?」

加奈子「治せそうにありません。」

(治したくないです。)

アルト「…。」

隼人「どうしようか…。」

ボリス「大丈夫かい?」

レイ「僕たちの問題ですから…アーカイブ、全員に銃を。」


レイが生成した銃を俺達は手にした。


ツバキ「その…私は…。」

アルト「目を呟って、いい引き金は引いてくれ。」

加奈子「3度ですよね。」

エヴァ「はい。」

望月「助けて…。」


魔法無効化を3度掛けした弾丸を望月に全員で打ち込んだ。


隼人「死んだか?」

アルト「はい。」

隼人「こんなに、気持ちいいとはね。」

ツバキ「何を言って…。」

加奈子「これで、彼の世界の人々が救われるなら…いいですよね。」

セイヤ「ソードの人が帰って来る前に燃やしておこう。」

アルト「それなら、任せて…インフェルノ!」



中国の研究施設から帰って来たマイク達は、回収した荷物の検査をしていた。


アレックス「パワードスーツではなく、異星人の技術で作った肉体だ。おそらく人類との生殖も可能だ。」

マイク「人類の終わりということか?」

アレックス「ホムンクルスだ。」

マイク「ノーベル賞ものだな、だがここで破壊する。」

アレックス「やめろ!」

マイク「アレックス、君には任せられない。」

レイ「アーカイブ!」

マイク「レイ、一体何を!」


激しい発光現象が発生すると、そこには裸の少女が居た


レイ「アーカイブ?」

アーカイブ「はい、私と先ほどの素体のデータから新たな人格を移行し、彼女を作りました。彼女の名前はマリアです。」

マリア「…はじめまして、レイ様?人の体とはこういうものなのですね。」

マイク「アレックスよりは、センスがいいんじゃないかな?」

アレックス「冗談だろ?」

加奈子「…えっと、とりあえず服をあげましょうよ。」

ツバキ「よしっ、メイド服だ。」

加奈子「なぜにっ!」




マイク「…ようするに、あと4時間と?」

隼人「おそらく…。」

アレックス「人類の滅亡まで…俺のせいか?」

レイ「いえっ、あれは人工知能なのでTM社がいつかは完成させていたでしょう。」

エルザ「ソレンランドで動きがあったわ。」

エヴァ「行かないと…。」

アルト「いいかみんな、核兵器の使用は禁止だ。手加減すると死ぬ、ニューヨークで俺達は死んだ、隼人の死に戻りの能力は俺達には適用されない。」

レイ「じゃあ、行くよ!アライブ!」


マイク「…ソレンランドか。」

ボリス「…ラピュータか。」

アレックス「隕石落としか…。」

隼人「人の心の光を…。」

エヴァ「〇イコフレームはまだ出来てない。」

レイ「地球がダメになるか、ならないかなんだ…言ってみたかっただけです。」

セイヤ「俺らは、人類の闇しか持ってないさ。」

アイリーン「異世界転生、転移の方々は心に闇を抱えているのですか?」

隼人「いやっ、日本人は全員心に闇を抱えている。」

アイリーン「…凄い国なんですね。」

レイ「人も居るね…でも、人類よりは…。」

加奈子「ダメですよ…。」

ツバキ「望月みたいなことはできないしね。」

アレックス「SWORDの救援要請を出した、あとは本体を叩くだけだ。」

エヴァ「少年は、ここに残れ。」

隼人「なんでだよ?」

エヴァ「やり直すためだ。」

隼人「…。」

アレックス「あいつの動力は賢者の石だ。それを抜き取れば…。」

マイク「ロボットの群れか…。」

ツバキ「ナノマシンじゃないだけ…ナノマシンじゃん。」

レイ「空中艦5隻、それに7500万体以上のロボット…ニューヨークよりは余裕だね。」

マイク「それはいい…。」

佐藤「俺も行かなきゃダメ?」

レイ「パワードスーツ、あげるからさ。」

佐藤「…わかった。」




レイ「コラテラルダメージ…。」

アルト「気に病むな。」

加奈子「援護を!」

ツバキ「任せて!」

アイリーン「数が多すぎますよ…。」

レイ「とにかく、銃とミサイルを使うんだ。」

アイリーン「うぅ…銃に遅れをとったことのない私がこんなのを使うために…。」

レイ「いいから、無限に撃てる銃とか作れば…。」

アイリーン「魔法の弾と物理の弾は違うんですよ、しかも劣化ウラン弾って!」

セイヤ「あそこがスイッチだとよ…分かりやすいな…アクションゲームみたいに。」

エヴァ「望月譲りか…。やはり、殺して良かった。


魔法、ミサイルが空に舞い、空戦陸戦を行う。


マイク「よしっ、停止だ。」


マイクをどうにかしてスイッチの元にたどり着かせた。

だが、スイッチを押したがソレンランドの街は上昇を続けた。


マイク「ダメだ。」

ドライゼ「お困りのようだな。」

マイク「お前か…。」

ドライゼ「私は、ドライゼ…。」

エヴァ「望月のなりそこないだ。マイク、このソレンランドは破壊する。」

レイ「壊した破片をさらに微細化して地面に落とします。」

ドライゼ「そんなことをしたところで…。」

アルト「ピック!賢者の石は貰った。」

ドライゼ「何?」

アルト「スマホ太郎に成り変わろうとしたから貴様はダメなんだよ。」

レイ「ここで、死ね!」

ドライゼ「くそっ…。まるで将棋だな。」

エヴァ「何を言っているんだ、こいつは?」

レイ「わからない。」

エルザ「落下が止まらない…。」

ドライゼ「止めることは誰にも出来ない。」

レイ「なら、楽だね…アーカイブ電波妨害。」

エヴァ「マイクさん、賢者の石を!」

マイク「ああ、受け取った。」

レイ「アライブ!…よしっ、あとは壊すだけ!」


隼人は遠くから、ソレンランドが崩れ落ちるのを見ていた。


加奈子「やっぱり…。」

隼人「どうしたの?」

加奈子「佐藤さんが死んでるの…。」

隼人「…死因は?」

加奈子「ロボットによるもの…あの素体の…。」

アルト「「隼人。」」

隼人「アルト?」

アルト「「テレパシーだ、佐藤の遺体を確認した…お前は死ぬな。」」

隼人「「わかった。」」


砂に変わったソレンランドの街は、ぽっかりと空いた穴を塞いだ。


そして、俺は光に包まれた。


クラミツハ「お帰り、世界は救われた。」

エヴァ「本当か?1人、死んだぞ。」

クラミツハ「…そうだな、だが彼は彼の世界が救えて本望だろう。」

隼人「どういうことだ?」

クラミツハ「転生者の転生者が死ぬと消滅するからだ。」

エヴァ「それで?」

クラミツハ「将来的な侵攻を防ぐことができる。」

レイ「あの異星人か…。」

クラミツハ「では、また会おう…。」


クラミツハがそう言うと、俺は元の世界に帰った。

















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超異世界戦隊XXリバイバーズ2  Bastard’s smartphone 葵流星 @AoiRyusei

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