第4話

目の前に一人の女性がいる

真弓でも雫でもなかった。

そこに居たのは舞だった。

小さな小窓は暗く

きっと夜になっているんだと悟った

僕は、何をされるの?



「やっと起きたの?」

殴っといてなんなんですか?

「いやいや」

「寝すぎだから」

帰りたいんですけど

「何、言ってんの?」

「女をこれだけ待たせといて」

「何もしませんでしたなんて言うわけ?」

何もしないんだから

正直に言うだけだと思いますよ

「私に、恥をかかす気なの!」

恥?

何の恥ですか?

「なめた口、聞いてんじゃねーぞ!」

「もう一回、殴るぞ!」

どうぞ



別に殴られて開放されるなら

殴られても良いかなと安易に考えていた。

どうせ一発殴られてるし

2発殴られても

何も変わらないし



「お前、生意気だな」

生意気?

僕が生意気ならアンタはクズだ



パシンッ!

グーじゃなくてパーね

それはそれで痛い

そして、僕の頭は右を向いた



もう、良いですか?

帰っても

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


舞の顔が僕の顔に近づいてきた

そして

キスをされた

舞の舌が僕の唇をこじ開けようとしている

何故か舞に身を委ねてしまった

舌が勝手に絡みあっていた

キスってこんなに気持ちが良いの?

初体験で頭が真っ白になって

そして

舞は僕のベルトを外し

無理やりパンツの中に手を入れてきた


「キス気持ち良いだろ」

「もっと気持ち良い事を教えてあげるね」

「どうしたの?」

「硬くなってるよ」



身を委ねてしまっている僕は

力が入らなくなっていた。



気がつけば下半身裸になっていて

舞の顔が僕の顔の前に無かった。

でも、僕のアソコは気持ちが良く

ドクンドクンと波を打った

恐る恐る僕は下半身を見た

舞の頭が動くたびに

ドクンドクンとしている



「まんざらでも無いじゃん」

と良いながら上目づかいで僕を見てくる



舞さん、、、、、

何してるんですか?

「エッチな事だよ」

「小学生じゃないんだから」

「少しは分かるよね」

「何されてるか?」

「自慰行為くらい流石にした事あるだろ?」



どんどん舞の動きが早くなっていく

我慢出来ないかも

僕の足の付け根が一瞬ビクンとした

それと同時に舞の動きも止まった。



「女にやらせるだけやってアンタは何もしないの?」

誰もお願いなんてしてません

「勃起してんのに?」

立たない方がおかしいでしょ

「良いよ、無理しなくて私に又、体を委ねて良いよ」



舞の顔が僕の前に

そして、

僕のアソコが何かに触れている事が分かった

舞はゆっくり腰を下ろした



「うぅぅぅぅぅん!」

「入ったよ」

「気持ち良い?」

。。。。。。。



僕は何も言えなかった

舞は気持ち良さそうな声が出ている

そして

どんどん声が大きくなっていった

僕も限界が近い

どうすれば良いの?

舞は一気に入っていた僕のアソコを抜き

手と口で奉仕をしてくれている

そして

童貞を卒業した

もちろん中には出していない



「どうだった?」

どうだったって?

なんて答えれば良いんだ?

「気持ち良いか、悪いかだろ」

初めてだから分からない

早く帰らせて欲しい

「良いよ、一緒に帰ろ!」

なんで?

「何でもだよ」



不良の人達ってこんな事してるの?

衝撃過ぎて整理が出来ない


明日からどうやって学校に行けば良いのか分からないまま

家に着いた。

もちろん舞さんとは一緒に帰らなかった。


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