第5話


家に着いたのは21時前

母からは何してたの?

こんな時間までと聞かれたが

何をしていたときかれると答えられない事だろうと思い

僕は、無視をしてしまった。

部屋に入り頭の中を整理してみた

女性の先輩に呼び出されて

殴られ意識飛んじゃって

気がついたら

そんな事、あるの?

自分で自分を解いた

でも、わからない事もある


母から、夕飯を早く食べてと急かされ

僕は一気に食べ

また、部屋に戻り

くだらないバラエティー番組を観ながら

いつの間にか寝てしまっていた。

時計を見ると

25時だった。

風呂に入るか一瞬悩んだ


なぜ?

それは、下半身が蒸れて気持ちが悪いから

舞の唾液やらが付いた状態で寝ると考えると

頭が可笑しくなりそだと思った。



風呂に入り

今日、された事を少し思い出してしまった。

舞さんはタイプじゃないけど

誰がみても綺麗な人と認識すると思う

そんな人とエッチをしてしまった。

僕が大人ならとてもラッキー!

とガッツポーズを出すのだろうけど

中学生の僕には刺激が強すぎ

てか、襲われたんだよな

もう、考えない様にしよう



朝になり登校の準備をし家を出た

学校で噂になっていたらどうしようとか

あー

めんどうな事になる


良い訳なんて出来ない

だって事実だから

どんどん足が重くなる



昇降口に入り外履きから上履に履き替え

教室に入った。

何時もの様に挨拶はしない

どうせ、僕の事をみてる人なんて居ないし

興味も無いと思ってたから

でも、

今日はきっと違うと思った

誰かが昨日の事を話しているんじゃないかと

期待は裏切った。

誰も昨日、何があったのかなんて興味が無かったのだ

鳥越し苦労とはこの事を言うんだなと


その後、3年生の呼び出しは無く

平和な時間が流れ

教室から校庭をみる生活にも飽きてきた


教室では、部活の話をしている

(何部に入る)

(きめてなーい)

(私は、テニス部に仮入部したよ)

そっか

部活か

自慢じゃないけど

運動系は自身があった。



小学校の4年生からずっと学年別リレーでアンカーをやり

合同リレーは必ず出てた

そして、僕の住んでいた地域は家族運動会みたいな事をやっていて

大人気ない人が勝ちたいが為に僕を呼んだり

その噂を聞いた大人が僕を少年野球に誘い

暇だしやる事も無いし

二つ返事で「はい」と答えた

一ヶ月もしない内に僕はAグループに入った。

そして、地域の大会で優勝

県大会も優勝

全国大会は流石に負けてしまったが快挙だと

大人たちは喜んでいた。

先輩からは中学入ってまた一緒に野球しようとか言われたけど

そんな約束は出来ない

いつ転校するかわからないのだから



部活か

なにかやろうかなと

放課後、一人で校庭を歩いてみた

テニス部はテニス練習上があり部員も多い

野球部は一番人気の部活で校庭の約半分を使っている

サッカー部は残りの面積を使っている

バスケ部はバスケ様の校庭があり体育館が使えない日はその校庭で練習をする

そして

一際、少ない面積を使う良く分からない10人くらいの部員

練習なんてしていなかった

僕が見た光景はただただ

喋ってるだけの部活だった

よく、わからないけど

この部活に入ろうと思った

仮入部もする事無く

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大人でもない子供でもない ~memories of school~ 来未 希(くるみ のぞみ) @mikeneko2989

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