魔法学園と鬼氣使い(ヤンキー)
みっしゅう
プロローグ【弥上ヒロトという男】
「おわっ…!」
「あ…兄貴!?」
ガラの悪い男2人を追い
「とっとと消えろ。そのツラ
青年は
「このガキ!俺達の組に手ェ出して、ただで済むと思うなよ!」
「そうだそうだ!」
青年は、声を
「…そっちの組の悪事は、
「「何ィッ!?」」
「実はそっちの組のヤツとは戦ったことがある、1対60でな。初めてちょっとだけ
「バッ…バケモノ…ッ」
なかなか消えない二人に、青年はいよいよ表情を変えた。
「…とっとと消えねぇか…──…殺すぞ…?」
「「ひ…っ!」」
──男たちが見えなくなったのを確認して、青年は後ろを見る。
「おいババア。もういいぞ」
そう言うと青年の後ろからは、5
「ああ…ありがとうございます!」
「お兄ちゃんありがとう!」
青年は子供に感謝されたが表情を
「ふざけんな…てめえがアイスクリームをズボンにひっかけたんだろうが…」
「ご…ごめんなさいっ!」
子供は表情を暗くして
ヒロトはその様子をしばらく見て、睨みを
「おい…次からはねえと思え?」
「…うん」
子供が
「お兄ちゃん、名前は?」
歩く彼の名前を子供は
もうきっと会うことはないと思い、青年は名を
「
そしてそこから、ヒロトは見えなくなった。
※
「はぁ…」
ヒロトは、公園のベンチで溜め息をついた。
彼は
「(…ったく、何で俺がババアとガキなんて…)」
だが、あそこでヒロトが駆けつけなければどうなっていたか。
ヒロトは
※
横断歩道…
ヒロトの
「あっ!」
彼女は信号の向こう
──赤信号だと知らずに…
「なっ…!バカがっ!」
大型トラックが少女に接近する。
運転手は急ブレーキを
少女2人の表情も、絶望に染まった。
「うぉああーっ!!」
ヒロトは本能的に、走った。
ランドセルに
「ヤバ…っ!?」
ドンッ──という
※
自分は死んだのだろうか…いや死んだ筈だ…なぜなら頭からぶつかったから──ヒロトは、無い
ざわざわ…
「…?」
…違和感。
周りが急に
ヒロトが目を開くと、目の前には…──
「…学校?」
だが学校と思われるその
そして
「あれ…?」
ヒロトは、いつの間にか自分もその制服を着ていたことに気づく…──当然だが
さらに
「…!」
周りの人間は、ゲームで見るような魔法を使っていた。
目の前のことを全く信じられない。
「何だこれ…──」
ヒロトはパニックの胸の
「何なんだこれはああーっ!!」
大絶叫が響き渡るのに、周囲は耳を
魔法学園と鬼氣使い(ヤンキー) みっしゅう @n8078eq
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