7「プロジェクト」

「すーみーやーさーん」


「なんですか?不気味ですねぇ」


「ちょっとご相談がありまして」


「そういうことなら受けないといけませんね。なにしろ君はこの国の5本の指に入るハンターなのですから」


 僕は管理局支部を巻き込んでとある計画を練ることにした。


「またここに呼び出されるってなんだろう?」


 美奈穂はいつかのように会議室のドアをノックする。


「はい、お入りください」


「っ!!……歩夢くん!?」


 僕はとある計画を進めていた。彼女を呼んだのは計画を立て予算を確保できたからだった。出迎えたのは墨家さん、僕を含む5人の職員たちだった。


「糸谷さん、この成神支部でとあるプロジェクトが行われることが決定しました。それは財政難のクランを母体に管理局支部の一部署を作るプロジェクトです」


「新しい部署ですか?それにうちのクランが選ばれたと?」


 美奈穂は不満そうだ。それはただの行政の乗っ取りではないのかと。


「もちろん、そこに所属するハンターの方は審査ののち職員として働いてもらうことができます」


「お金の問題ではありません」


「そうですね。問題はなにをする部署なのかということです」


 ちらりと彼女は僕の方を見てきた。あっ、ちょっと怒った顔もいいな。


「このプロジェクトは要君の提案です」


「歩夢くんの?」


「美奈穂さん、新しい部署は人命救助のための部署なんですよ?」


「えっ?」


「それにあなたのクランでは半引退のハンターを新たに受け入れていることも素晴らしい。暁クランは全国のモデルケースとして取り上げたいと思っているんですよ。さらに規模を大きくして学校に指導者を派遣する部署にもしたいと思っています」


「~~~~!!!」


「美奈穂さ~ん!!」


 やべぇ!!泣いた美奈穂さんの顔、すげぇセクシー!


「!!」


「……」


 どさくさに紛れて抱きついちゃったけど拒否されなかった!腰に手を回していい雰囲気だし!


「おっふぉん!」


「「……!!」」


 流石に空気を読んでくれたけど今は会議中だった。会議は進みトントン拍子にとても良い条件で暁クランは管理局に吸収された。


「ありがとう歩夢君」


「よろこんでくれましたか?」


「うん、とっても!」


「好きです!その笑顔が見れてとてもうれしいです!」


「……キミって平気でそういうこと言うよね?」


「だって恥ずかしいよりも愛おしいから」


「あ~また!なんでそういうこと言うかなぁ!?」


「返事が欲しい。僕だって不安がないわけではないですよ」


「……こんなに想ってくれて嫌だなんていえないじゃない」


「つまり?」


「言うっ!言うから!」


 彼女は深呼吸をして僕に向き直った。


「好き。大好き」


「い~やっほぉ~おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


「声がおおきい!!」


 僕たちは結ばれた。彼女は僕の大切な人になった。













 ということで終わりです。ここからはあとがきです。

 まずはここまで読んでくれたみなさま、ありがとうございました。


 文章を書く拙さとアクセス数の伸びなさを見てモチベーションが下がり、未熟さを思い知らされました。

 課題である一応コンスタントに投稿するということはクリアできました。特に8月は忙しかったのでその中でも投稿をし、日を置いて直しをすることはできていました。

 次はいかに文章のレベルを上げるかということです。

 未熟な私が成長する様を含めてこれからも応援していただけるとうれしいです。


 しばらくは短編の投稿に力を入れていく予定です。

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夢精スキルで高校デビューに成功し無双、しかしマグナムは殺人兵器と化す みそカツぱん @takumaro123

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