概要
夢を諦めたくないけど諦めたくなる程に苦しくて辛い
小説家を志した日から毎日、物語を紡いでいた。いつの日か叶うことを夢見ながら。そんな日常を過ごしながら月日は経ったある日。何度目か分からないが応募したコンテストの結果発表を確認するために急いで家に帰っていた。だが肩を落とす結果に嘆息を零してしまう。しかし彼にはまだ希望が残っていた。それは現在進行形で書いている長編。アイディアの段階から個人的に良作だと感じていた作品だった。だがそんな希望と期待が込められた作品もまた事実の集合体である現実に打ちのめされてしまった。落ち込む彼はあるツイートで勝手に追い打ちを受けてしまう。どん底まで落ちた気分のまま外へ飛び出した彼はいつの間にか人のいないビルに辿り着き屋上へと足を進めた。屋上で彼は希望と絶望、夢と現実の狭間で独り打ち拉がれていた。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?