コロナワクチン予防接種――これをまだしていない人はむろんのこと、もう二回している人は、振り返っておきたいこと――それが副反応だと思います。
この作品は、筆者の方、ご自身がコロナワクチン予防接種を受けるにあたり、どう副反応に備え、そして実際にどんな副反応が起きたか、それに対して自分はどういう状態になったか、感じたかということを、非常に簡潔に分かりやすくつづられています。
この予防接種がまだの方はもちろん、「三回目」が叫ばれる中、その「三回目」に備えて、確認しておいておきたいことがこの作品には書かれています。
むろん、そういう副反応が無かった方、薄かった方もいらっしゃると思いますが、自分の周りの方で、そうなる方もいらっしゃると思いますので、見ておいて損は無いかと思います。
ぜひ、ご一読を。
言うまでもないことですが、ざっくり言ってしまえばワクチンというものは「限りなく」無毒化したウイルスそのものであり、治療薬ではありません。
それ自体が予防薬なのではなく、弱らせたウイルスから肉体が抗体を生み出すための処方です。
となればもちろん、その接種方法や精製に何らかの不足があったり、あるいは個人差によってここに記述されているとおり、重症的な副作用が出てしまうリスクは当然あります。
とはいえコロナは人類が初めて直面する脅威であり、予防にせよワクチン接種にせよ、『絶対』はありません。それでも個々の努力によって、危険の割合を少なくすることはできます。人生と同じです。
シンプルながらも、だからこそ注射針の如くシャープかつダイレクトに痛みの伝わってくる本作などの実例は、その判断材料としては貴重なものであります。
必ずこうなるとは限りませんが、こうならないとも言い切れない。
どちらを選んでも決して安全ではないことを念頭に置いて、少しずつではありますが収束の糸口の見え始めたこの災禍と、向き合わねばならないのでしょう。