第五幕 ワイバーン撃退

歩夢「万物を燃やし尽くす火の精霊イフリートよ 対象を燃やし尽くせ イクスフレイム」

フィア「高等精霊魔術?!いや、それよりももっと上?!」

歩夢「よし、こんなものかな…(やっぱり、この世界俺が地球にいたころにプレイしていたゲームとそっくりだ 呪文詠唱も同じみたいだし)」

フィア「あなた、何者?!」

歩夢「そうだな…リルルとフィアさんには話しておこうか」

歩夢「僕は、別の世界枠から来たいわゆる転移者ってやつなんだけど、その世界からこっちに転移する際に神様から特別な力を授かってたみたいでね。火、水、風、土、雷の五属性精霊魔法はもちろん、闇と光の魔術も使える」

フィア「それって私たち必要?」

歩夢「もちろん、男の一人旅は何かとさみしいからね。紅一点、いやリルルもいるから二点か、これからも僕と一緒に旅をしよう」

フィア「えぇ、わかったわ。それと私のこともさん付けじゃなくて呼び捨てで読んでもらえないかしら?私も呼び捨てで呼ぶようにするから」

歩夢「わかった、フィア。改めてこれからもよろしく。リルルもな」

リルル「うんっ!」

歩夢「さて、とりあえずギルドに戻ろうか。報告しなくちゃな」

フィア「そうね、討伐証明部位を拾わないと」

歩夢「確か、スライムは核でワイバーンは爪とか羽だったよな というか、結構状態いいしはぎとらないでそのまま持ってくか」

フィア「そうね、ギルドのひとたちをびっくりさせてあげましょう♪」


~場面変わりギルド~


サリア「あ!歩夢さんたち、お帰りなさい!初のクエストはどうでしたか?」

歩夢「えぇ、滞りなく終わりました。」

サリア「えぇと、スライム討伐ですね。討伐証明部位はありますか?」

歩夢「はい、ちょっと待ってくださいね」

そういうと、歩夢は数十個単位のスライムの核をアイテムボックスから取り出す

サリア「これ全部ですか?」

歩夢「いえ、あとこちらもお願いします。」

今度は、ギルドの床にワイバーンの死体をアイテムボックスから出す

サリア「え?!ワイバーン?!これもあなたたちが?!」

フィア「私たちというより、歩夢一人でだけどな」

サリア「さっき登録したばかりでBランク冒険者でも手こずるワイバーンを…しかもこんなにきれいな状態で…」

サリア「ちょっと、待ってください!!」

歩夢「ん?どうしました?」

サリア「これって…スライムロードとスライムキングの核も混ざってませんか?

歩夢「そういえば、軍勢の中に大きいのが何体か居たような気が…」

サリア「もう、これは規格外ですよ…とりあえず、清算しますのでお待ちください」


ギルド内の冒険者たち「なんだあれは…」

           「新米、だよな…?」

フィア「さすがに目立ちすぎたかしら…(苦笑)」


サリア「お待たせしました、こちら報酬の金貨150枚になります」


歩夢「これってどれくらいなの?フィア」

フィア「そうね、だいたいC級の行商人の給料3か月分くらいかしら」

歩夢「ピンとこないけど、多いのはわかった」


サリア「今日はお疲れ様でした、明日からも頑張ってくださいね」


歩夢「はい、ありがとうございます。」


サリア「あと、歩夢さん。私たちギルド職員には敬語使わなくても大丈夫ですよ」


歩夢「そうなのか、わかった。これからもよろしく頼む」


サリア「はい♪それでは、お疲れ様でした。」


歩夢「こちらこそ」

フィア「また明日来る」

リルル「サリアお姉さん、またね~」


三人はそういうとギルドをあとにした


歩夢「そういえが、二人はどこに泊まってるんだ?」

フィア「私たちはこの近くにある宿屋に泊まってるわよ

朝、夕二食付きで金貨一枚、素泊まりなら銀貨5枚」

歩夢「なるほど、じゃぁ俺もそこにしようかな」

フィア「いいわよ、案内するわね」


道中、いろいろな話をした

フィアは、エルフの外交官の娘らしい

俺ほどではないが魔法も扱えるようだ、あとはエルフらしく弓だが

こちらは、命中率は相当なものらしい、楽しみにしておこう

リルルは、攻撃魔法はあまり得意ではないが光魔法、特に治癒魔法が得意らしい

あと、ケットシーの素早さを活かした近接は素晴らしいものだと、フィアが言っていた、こちらも楽しみにしておこうか


フィア「ついたわよ」

歩夢「THE異世界って感じだな」

フィア「私たちからしたら見慣れた雰囲気なんだけどね」

歩夢が感嘆していると、フィアは笑いながらそういった


宿屋のおばさん「あら、フィアちゃんたちお帰り。そちらの方は?」

フィア「今日、パーティーを組んだ歩夢よ」

歩夢「どうも、歩夢です。」

宿屋のおばさん「漢字名なのね、東方からこんなところまで。

私は、ステラよ。よろしくね」

歩夢「(ス〇ラおばさん…)ステラさんですね、よろしくお願いします。」

フィア「おばさん、部屋余ってるかしら?」

ステラ「それが、部屋いっぱいなのよ…相部屋でもいいなら三人部屋があいてるんだけど…」

フィア「変なこと、しないでしょうね…?」

そういいながら疑いの目を向けてくるフィア

歩夢「俺も、男だしそれは約束できんな~」

フィア「まぁ、いいわ、変なことしてきたら叩き出すから」

フィア「おばさん、その部屋でいいから三人でお願いします」

ステラ「はいよ、そしたら何泊するの?」

歩夢「とりあえず、6泊でお願いします」

ステラ「素泊まり?食事つき?」

歩夢「食事つきでいいか?」

フィア「そうね。私たちここの料理食べたことないから気になってたのよ」

歩夢「そしたら、食事つき6泊でお願いします」

ステラ「はいよ、金貨18枚 前払いね」

歩夢「これで大丈夫ですか?」

ステラ「はい確かに。じゃぁ、部屋は二階の一番奥の部屋になるよ。

夕飯はこのあと18:00から食べられるからそれまで部屋でゆっくりしててもいいし、裏手の山にある温泉に浸かってきてもいいし、過ごし方はご自由に♪」

歩夢「温泉があるのか?!」

フィア「えぇ、とっても気持ちいいわよ、混浴もあるし男女別もあるし」

歩夢「後で行ってみるか。」

フィア「そうね。汗もかいたし、スライムでべとべとだし…」

リルル「ボクも入る♪」

歩夢「とりあえず、部屋行ってみるか」

フィア&リルル「えぇ♪(うんっ♪)」



次回「危ない橋には気を付けて」

作者:天津紅蓮

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異世界系乱交パーティー @amatsu_guren

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