感動を与えるシチュエーションとは?
はいこんにちは。
久しぶりの更新です(/・ω・)/
ほんと不定期の適当更新でテーマもバラバラ、中身もバラバラで語っていきます。
今回のテーマは感動とは何か? について書いていこうかと思いました。
皆さん、一人称や三人称って知ってますか?
小説の視点者、語り部とでも言いましょうか、小説の案内人ですね。
ポピュラーなのは一人称視点ですが、一人称だと見ていないことは知らないので、ミステリーだと物語の進行上視点者が分からないことだらけで説明が増えてしまうというデメリットが発生しやすいですかね。
一方、三人称だと視点者が俯瞰的になり色んな情報を書き込めるのでミステリーにはうってつけです。
ま、どっちじゃなきゃダメというわけではないので、腕次第でどうにでもなるから好きな方で小説を書いてみてください。
では視点についての話はここまでにしておいて、本題の感動とは何かについて語っていこうかと思います。
なんで感動の話なのに視点者の話したの?ってなりますよね(笑)
それには深いわけがありまして、小説では一人称がかなりポピュラーなんですが、映像メディアに関していうと、全くありません。
漫画しかりアニメしかり、映画さえも三人称視点で作られています。
察しの良い方はお気づきになられるでしょう。感動は三人称の方が圧倒的に作りやすいんです。
じゃあ一人称の小説じゃ感動しないのかよ!って声も聞こえてきそうですが、そうとも言えません。
一人称視点でもちゃんと感動は出来ます。
ただ、作り方に工夫が必要です。
とりあえず分かりやすい例から挙げましょうか。
映画の『ディープインパクト』や『アルマゲドン』では地球に小惑星が衝突するという途方もないスケールの映画です。
この映画の感動ポイントとは、『小惑星衝突を阻止する勇敢な人達』に感動しますよね?
劇中では飛行船内での出来事が描かれますが、この様子は地球に残っている人たちには伝わっていません。どういった状況なのか一部の人間(NASA)にしか分からないので地球上の大半の人は恐怖でいっぱいです。
でも、映画を観てる視聴者は何が起きているのか目撃している訳ですから、感情移入が容易にできるんです。飛行船ごと小惑星に突っ込んで木っ端みじんになるシーンは胸を打つかもしれませんがピークはそこじゃないんです。
その英雄たちが救った地球にスポットが当てられたときこそが感動のピークなんです。
視聴者(地球に残されていた人々)は小惑星が粉々になっていく様を見届けて、ようやくミッションが成功したことに気付きます。のちに大統領が英雄をたたえる演説をします。これで視聴者も地球人と一緒に感極まるという流れが生まれます。
要は、読者や視聴者はそこに映る登場人物に感情を移入するのではなく、その登場人物を客観的に見る人物として、その人が何を成したかによって感動するというメカニズムなんです。
ちょっと話がまとまらないんですが。自分の書いている小説を思い浮かべてみてください。
ここが感動ポイントだって部分、ありませんか?
僕の書いた『小さな町のホヌ』という小説では最後の方に、とある人物が逮捕されそれは誤認逮捕だと擁護する声がSNS上で拡散される、という描写があります。
もしこれが視点者が自らSNSで『誤認逮捕だ』と書き込んでいたら感動できないと自分では考えています。
バトルで華々しく散る主人公がいたとしても、主人公が死んでしまってはそこで物語は終了してしまいますよね?
ですから、視点者を一番感動を与えてくれる人の『身近に据え置く』という方法で小説を書くことをお勧めしたいと思います。
なんだろな、リゼロでいったらレムとか。スバルの視点から見れる彼女はとても魅力的だし、告白のシーンとか印象に残りましたよね。視点者がレムじゃなかったから感動できたことといえるでしょうし、すべてを知らないほうが寧ろ空白を勝手に補完して感動を読者側が作り出す、ということも出来ます。
ちょっとテクニカルすぎて難しい、自分でも上手く文章化出来てないんで伝わらないかもしれませんが、皆さんが感動したもの(小説漫画映画なんでも)を、ちょっと分析してみてください。
そこから誰を視点者に置くか?
どのキャラクターを読者に見せたいか?
どんな風に伝えたいか?
を抽出してください。たぶん書きたいものがハッキリ見えてくると思います。
では今回はこんなところで(/・ω・)/
駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
一般文芸新人賞に向けての対応策 月野夜 @tsukino_yoru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。一般文芸新人賞に向けての対応策の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます