青年達のジハード

小学校以来の友人である神谷蓮、萩原健吾、緋村学人は学校を卒業してそれぞれの道を歩んでいるのだが地元、黎明町から離れることはせず、仕事の合間を縫ってパチスロ、ゲームセンター、スナックにピンサロに足繁く通う馬鹿な三羽烏である。

ある日、場末のピンサロで失敗して行きつけのバー『グレイト』で一杯やっているとバイトの梶原忍と知り合う。

次の日、蓮はバイト先のコンビニでフリーターの目黒麻里奈と出会い、住んでるアパートのお隣さんである事が分かり、行きつけのスナックに行くとそこには麻里奈がいた。

一方、健吾は大学生の時に発症した統合失調症の治療の為に心療内科に通っているのだが、隣にいた江原遥香の肩にカラスが止まっている幻覚が見え、ビンタを喰らい医務室に寝ていると遥香がやって来てお詫びに食事の誘いを受け…続きを読む